上場とは?
新聞やテレビのニュースを見ているとよく耳にする「上場」とという言葉。一体どのような意味なのか、ご存知でしょうか。そこで今回は、上場について解説。理解しているという方も、経済が苦手な方も、こちらで上場の仕組みを理解しておきましょう。
上場とは一体なに?理解を深めましょう。
上場とは、株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品(石油や砂糖など)を取引場(市場)において売買可能にすることです。
そのなかでも企業の資金源となる株式を上場する場合は株式公開といい、証券取引所にて売買が行なわれます。
上場とは?そのメリットは?
企業が上場するのは、当然ですが、メリットがあるからです。まず、会社の株を証券会社で販売してもらえる、という点。つまり、経営に必要な資金を調達できるわけです。
また、企業の価値が高まるのも上場の魅力です。「東証一部に上場」などといえば、世の中に“社会的に認められた会社”という認識を持ってもらえます。
上場とは?そのデメリットは?
反対に、上場によって余儀なくされるデメリットもあります。まず、株を売って株主を保有するということは、経営方法を監視されるということ。好き勝手に経営を推進していくことはできません(逆にいろんな意見をもらえるのでメリットといえるかも)。
そして、いつでも株の売買取引ができる状況なので、常に買収のリスクが隣り合わせであることも挙げられます。自分の資金でスタートした会社でも、上場して勢いが出れば買収の対象になってしまうのです。
上場すれば企業は資金や社会的評価を得ることができます。逆に、経営に対して一定の監視を受けるという事実も。株主の資金を使う以上、方針などについて報告や相談の義務もあります。転職活動では「上場企業だから」と飛びつくのではなく、リスクも理解しておくようにしたいですね。