×
面接で「自己PRしてください」と言われたときの回答方法についてまとめたページです。面接官は質問を通じて何を知りたいのか、また、好印象を与える自己PRについて解説しています。自己PRのサンプルも用意しますので、ぜひご覧ください。
2018/08/22

自己PRの回答【例文あり】|適切なアピールに向けた面接対策

自己PRの回答【例文あり】|適切なアピールに向けた面接対策

面接で「自己PRしてください」と言われたら、どんなことを話しますか?急に聞かれてもきちんと答えられるように、準備はしておきたいところ。でも、どんなふうに準備すればいいのかわからないという方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、面接官が自己PRから知りたいことや、好印象を持たれる自己PRの考え方についてまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

1.自己PRとは

自己PRと自己紹介の違い

自己紹介は、「自分のことを完結に分かりやすく、相手に伝えること」が目的です。一方で自己PRは「相手に自分を売り込み、認めてもらうこと」が目的となります。そのため、ただの紹介だけにとどまってしまっては不十分。「採用すると、どんなメリットが得られるのか」「これまでの実績から、入社後はどのような活躍が期待できるのか」など、採用担当者の評価に直結する内容でなければなりません。

2.「書類」と「面接」、それぞれの自己PR

書類、面接それぞれのシチュエーションで気をつけたい自己PRのポイントは異なります。ここでは、それぞれのポイントを確認していきましょう。

「書類」での自己PR

文章はとにかく短く。

採用担当は日々多くの履歴書を確認しています。長い文章はそれだけで読まれない可能性もあるので、「できるだけ短く」を意識してまとめましょう。

企業の知りたい情報を書きましょう。

企業は「誰を採用すれば、入社後最も活躍してもらえるのか」という視点で、採用活動を行なっています。そこで書類で自己PRを行なう際には、

  • 募集している職種に対して、どのような強みを自分が持っているのか。
  • 応募資格の欄などで企業が求めている経験やスキルに対して、自分がどれだけマッチしているか。

を特に意識しましょう。

「面接」での自己PR

事前の準備を忘れずに。

当日は緊張してうまく話せないケースも考えられます。スムーズに、分かりやすい自己PRを行なうためには準備が大切です。

「自分しか語れないエピソード」を意識しましょう。

面接官は日々多くの求職者と面接を行なっています。抽象的な話だと印象に残りづらいので、自分が経験した具体的なエピソードをふまえて自己PRを行なうのが効果的です。具体的であるほど、それは「自分しか語れないエピソード」となり、他の求職者との大きな差別化につながります。

3.自己PRを求められたときの答え方

自己PRを求められる理由

面接官が自己PRを通じて知りたいのは……

■「応募者の志望動機と熱意」
■「仕事に対して、応募者が持っている能力やスキルがどのように活かせるのか」

ということです。

ただし、やみくもに熱意や経験をアピールするだけではダメ。限られた面接時間で効果的に自己アピールするには「3つのポイント」をおさえておく必要があります。

回答のポイント

【ポイント:1】アピールポイントは1つに絞る

前職では○○の経験を積み、また学生時代は●●を勉強し、さらにサークル活動では……

自己PRでは、できるだけ自分を良く見せようとたくさんの強みをアピールしがちです。しかし「結局、この応募者は何を伝えたいのだろう」と、かえって逆効果になることも。

アピールポイントや強みは1つ、多くとも2つにまとめるようにしましょう。そのほうが、面接官に「本当に伝えたい強み」「本当に知ってほしい強み」を印象付けられます。

【ポイント:2】企業の求める人物像を理解する

例えば、企業の求める人物像が「何事も慎重に考えて行動するタイプ」だった場合、

考えるよりも、まずは行動する活発さが強みです

とアピールしても当然、逆効果ですよね。

アピールポイントを絞るには、まず「企業がどのような人材を求めているのか」を理解することが重要です。そのヒントは、企業のホームページ(採用ページ)、求人票、そして、求人広告などに記載されていることが多いため、隅々まで必ず目を通すようにしてください。

【ポイント:3】エピソードを交えて説明する

例えば、営業経験者の場合

前職の営業経験で培ったコミュニケーション能力が強みです

とアピールするだけでは、ほかの応募者(営業経験者)と比べてどう凄いのか不明確です。

そこで、

前職の営業経験で培ったコミュニケーション能力が強みです。初対面のお客様ともすぐに仲良くなれましたし、お客様からご指名をいただく回数も上司に負けないほどでした

など、具体的なエピソードや事例を交えてアピールすると、より説得力が高まります。

 

続いては、より面接官の印象を良くするための「注意点」についてご紹介します。

【注意点:1】長所と短所は同じものと考える

例えば「心配性で何をするにも慎重になってしまう」という短所がある人は、裏を返せば「想定されるリスクを見据えた上で計画的に行動できる」という長所がある人と言えます。

短所は裏を返せば長所になり、一方、長所も裏を返せば短所になります。それだけに、自己PRで長所と短所について触れるときは、「長所と短所をまったく別のもの」にするよりも、「長所と短所を同じもの」にするほうが、自己PRがスムーズにいくと言われています。

【注意点:2】客観的な評価・評判を取り入れる

何か商品を購入するとき、お店の店員さんや広告の売り文句よりも、第三者のクチコミや評判を重視する人も少なくないと思います。実は、自己PRでも同じことが言えるのです。

長所をアピールするときには、「自分の長所は○○だと思う」と伝えるだけでなく、「まわりの人からも○○だと言われる」という客観的な評価・評判を盛り込むと、内容の信憑性が高まります。具体的なエピソードを交えながらアピールできれば、より効果的です。

【注意点:3】履歴書との整合性に気をつける

もし、「履歴書に記入した自己PRの内容」と「面接で話した自己PRの内容」が違っていたら、面接官はどう思うでしょう。おそらく「この応募者は、その場を取りつくろうためにウソをついているのでは?」と感じてしまい、悪い印象を抱いてしまうかもしれません。

それだけに、自己PRは履歴書に書く内容と面接で話す内容が違わないように、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。場当たり的な軽はずみな発言は避けてください。

回答例

以下では、シチュエーション別に自己PRの回答例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

お手本回答例(シチュエーション別)

未経験の職種・業界を志望する場合

志望する職種・業界の経験はありませんが、学生時代には趣味で○○や●●のスキル(もしくは資格など)を身に付け、現在も時間があれば自主的に勉強を続けています。そのスキル(もしくは資格など)は、今回の職種における△△や▲▲などの業務にも活かせるスキルだと知り、未経験ながら御社のお役に立てるものと考えています。専門的なスキルは入社後に教わる部分も多いですが、これまでも自主的に勉強を続けるなど粘り強く物事に取り組む姿勢には自信があり、一日も早く戦力となれるように頑張ります。

 

第二新卒の場合

社会人として約3年間、営業職の経験を積みました。名刺交換や電話の取り次ぎ、メール文面の作成など、基礎的なビジネスマナーを学び、また、営業として会社の業績に貢献するやりがいと責任感を養うことができたと自負しています。こうしたやりがいを感じる一方で、以前から興味を持っていた御社の事業・業界にチャレンジしたいとの想いも強くなっていきました。前職の経験を活かしつつ、必要な能力・スキルを主体的に学びながら、御社の業績にも貢献できる人材として早期の戦力化を目指す考えです。

 

フリーターの場合(正社員の仕事を志望する場合)

これまでは飲食店で接客・調理のアルバイトをしていました。正社員経験はありませんが、お客様にとっては正社員もアルバイトも関係ないとの考えから、お客様の要望に先回りして対応する接客を心がけています。おかげで、常連のお客様に顔と名前を覚えていただくなど、仕事を通じてお客様から必要とされる喜びを実感できるようになりました。こうした経験を活かし、御社で正社員として活躍する際は、アルバイトのお手本として仲間を引っ張っていける存在になれるように、今まで以上に仕事に励む所存です。

 

お手本回答例(経験職種別)

営業職の経験(法人・個人)

お客様への電話営業から課題抽出、提案、受注、アフターフォローまで一連の営業活動に携わりました。特に、お客様の潜在的なニーズを引き出す課題抽出を得意としており、競合とバッティングした際は「あなたが一番うちのことを理解してくれているから」と受注をいただくことが多かったです。また、課題抽出や提案の精度を上げるために、お客様のことを入念に調べたり上司に相談したりと、陰の努力にも決して手を抜きませんでした。こうしたノウハウは、御社の営業活動においても必ずお役に立てるはずです。

 

接客・販売職の経験

サービス業を通じて学んだことは、お客様の声に真摯に耳を傾ける姿勢です。以前、別のスタッフが担当したお客様からクレームが寄せられました。私が代わりに対応したのですが、まずはお客様の話を最後までお伺いし、こちらの不手際に関して素直に謝罪する、また、誤解があった点に関しては正すという2点を徹底し、お客様にご納得いただきました。嬉しかったのは、そのお客様が私のファンになってくださり、その後も良好な関係性を築いていること。こうした経験を活かし、御社でも多くのファンをつくっていきたいです。

 

一般事務・管理部門の経験

仕事で意識していたことは、常に自分なりの工夫を怠らないことです。例えば、書類作成ひとつとっても、誰が、いつ、何のために必要としている書類なのかを考え、必要な情報が不足していれば自分で調べて補足する、また、急いで必要だと判断したら期日よりも早く仕上げるなど、相手に喜んでもらうように行動しました。おかげで、「次も○○さんに仕事をお願いしたい」と指名で仕事をもらえるようになり、言われた仕事だけをこなす事務仕事とは一線を画す活躍ができたと考えています。その気配り・心配りを御社でも活かしたいです。

 

お手本回答例(求められる人物像別)

協調性(チームワーク)が重視される場合

学生時代から○○(スポーツ経験など)に熱中し、仲間と一緒にひとつの目標を追いかけるチームワークの楽しさ・大切さを、身をもって感じていました。そのおかげで、仕事でも会社・部署が掲げた目標に対して自分はどんな役割を果たすべきかと、仕事をチームプレーとして捉えることができました。上手くいった方法があれば全員に共有し、上手くいっていない仲間がいれば相談にのるなど、チームの一体感づくりにも積極的に寄与し、結果、会社・部署が発足して以来、最高の売上記録の樹立にも貢献できました。

 

積極性・主体性が重視される場合

些細なことかもしれませんが、前職では社内美化の取り組みを自主的に行なっていました。具体的には、ごみ箱がいっぱいになっていたら捨てに行く、備品の整理ができていなければ張り紙を作って注意を呼びかけるなど、できる範囲でさまざまな工夫を施しました。すると、社長からも「今までこのような注意を呼びかける社員がいなかったので助かる」と直に声をかけていただき、自分の取り組みが社内の正式なルールとして採用されたのです。まわりを変えるために、まずは自分が行動する。その姿勢を御社でも大事にします。

 

臨機応変な対応が重視される場合

私の強みは、物事に柔軟に対応できることです。前職では、業務マニュアルが整備されていましたが、お客様と接する際はマニュアルをもとに、よりお客様に喜ばれる対応を心がけていました。例えば、「○○という対応はできません」と簡単に断るのではなく、「○○という対応ができませんが、代わりに●●という対応でも、お客様のご希望に沿えると思います」など、臨機応変な対応でお客様をニーズにお応えしています。社内の仲間と接する際も同様の対応を心がけており、「頼りになる」と高い評価を得ていました。

 

失敗の回答例

自己PRのNG例を「例文」と「その解説」と共にご紹介します。

【NG例:1】アピールしたい内容が分かりにくい

前職では○○の経験を積み、学生時代は●●を勉強し、サークル活動では…

解説

典型的な「あれもこれも言い過ぎパターン」です。これでは伝えたい強みがまったく伝わりません。アピールポイントを1つに絞る(多くても2つ)。「たいした自己アピールが浮かばないから『数』で勝負しよう」という考えは通用しないと思ってください。

 

【NG例:2】具体的な話がなくイメージしにくい

前職で身に付けた社会人としての基礎や協調性は、御社でも必ず役にたつはずです

解説

「社会人としての基礎や協調性」の正体が分からなければ、面接官も役に立つかどうか判断できません。「社会人としての基礎」⇒「名刺交換や電話の取り次ぎなど最低限のビジネスマナー」など、話の内容をできるだけ分解して伝えるようにしましょう。

 

【NG例:3】肩書きや実績に頼りすぎて内容が薄い

学生時代は○○部の副キャプテンとして全国大会に出場しました

解説

自己PRで部長・リーダー経験をアピールする人は多く、さほど効果的なアピールになりません。大事なのは「なぜ部長・リーダーになろうと思ったのか」「どのように仲間を導いたのか」「それらの経験・体験から何を得たのか」まで踏み込んでアピールすることです。

関連する記事
2018/06/25
自己PRで「協調性」をアピールする効果的な方法は?(職種別の例文あり)

「自己PR」は、求職活動中には欠かせないものですね。採用担当に「この人と一緒に働きたい!」…

2018/05/25
第二新卒の自己PR|書き方・心構え・意識すべきポイントは?

「新卒で入社した会社は、実は第一志望ではなかった」「本当はもっと別の仕事がしたい」「1年近…

2018/03/22
【履歴書】志望動機と自己PRの違いとは?書き分け方のコツ|転職初心者必見

履歴書に志望動機を書いたと思ったら、次は自己PR…あれ?なんだか内容が被っちゃう。そもそも…

2017/12/22
志望動機の書き方とは?転職時等の履歴書の書き方を解説

最近、転職活動を始めた。転職サイトを見て、興味のある会社もいくつか見つかった。さぁ、履歴書…

2017/12/07
人材派遣会社への転職|志望動機の書き方!採用担当の心をつかむポイント

「人材派遣の仕事に興味はあるけど、いざ志望動機を書こうとすると自分の考えがまとまらない…。…

2017/12/06
事務職の自己PRってどう書くの?人事担当者にアピールできる書き方・例文サンプル集

派遣で事務を経験するうちに、もっとやりがいがほしくなって正社員を目指したくなるというのは、…

2017/11/28
Webデザイナーの志望動機の書き方|Webデザイナー未経験者でも安心!8つの例文集

Webデザイナー未経験者にとって、「志望動機」の書き方は悩みの種だと思います。Webデザイ…

2017/11/21
接客業(アパレル・飲食等)の志望動機|企業に会いたいと思わせる志望理由の書き方(例文あり)

接客業を希望される方であれば、対面でのコミュニケーションを得意とする場合も多いのではないで…

2017/11/20
志望動機の書き方|コールセンターで働きたいけど、効果的な志望動機ってどう書けばいい?

コールセンターで働きたいけど、志望動機が浮かばない。ちょっとだけ勤務経験はあるけど、それだ…

2017/11/14
IT業界・システムエンジニア(SE)の志望動機│内定につながる志望動機の書き方(例文あり)

「IT業界で働きたいけれど、スキルも経験もない。どんな志望動機を書けば合格できるの?」。 …