再就職手当って何?
再就職手当という言葉を聞いたことはありますか?おそらくあまり聞いたことがないという方がほとんど。聞いたことがあっても、どういう手当なのかご存じないという方が多いのではないでしょうか。そこで今回、再就職手当について解説。再就職手当を受け取れる資格や、そのための手続きなどをまとめています。
再就職手当ってどんなもの?
再就職手当とは、雇用保険(失業手当)をもらっている人が、ある一定の支給期間を残して就職または事業を始めた場合に支給される手当のこと。できるだけ早く就職できるようにサポートするための制度です。
支給日数を3分の2以上残して再就職した場合、基本手当の支給残日数分の60%、3分の1以上残していた場合、基本手当の支給残日数分の50%が支給されます。早く再就職するほど給付率が高くなるわけですね。
再就職手当を受け取るための資格って?
再就職手当を受け取るには資格が必要になります。雇用保険を受給する資格を持っている人のうち、「基本手当の支給日数が所定給付日数の3分の1以上残っていること」や、「離職した前の事業所に再び就職したものでないこと」など、いくつか条件があり、すべて満たしている必要があります。
自分が該当するかどうかわからない場合は、最寄りのハローワークに確認してみましょう。
どうすれば受け取ることができるの?
再就職した日の翌日から1ヶ月以内に手続きすることが必要です。再就職手当支給申請書に事業主の署名と捺印をもらい、雇用保険受給資格者証を添えて、本人か代理人がハローワークに提出します。郵送でもかまいません。
再就職して半年以上勤めると?
再就職手当をもらった人が再就職先に6か月以上勤め、以前よりも低い賃金の場合、就業促進定着手当が受けられることも。こちらも支給に条件がありますので、最寄りのハローワークに確認してみるといいですね。
以上が、再就職手当についての解説です。せっかくもらえるのならばシッカリ受け取って、新しい職場で必要になるアイテムの購入に充てるなどもアリなのではないでしょうか。興味があるという方は、ぜひ参考にしてください。
あわせて読みたい
退職届・退職願の書き方ガイド ~違い・テンプレート・封筒の書き方など~
退職願・退職届の書き方ガイドでは、言葉の違いを説明するとともに、書き方や会社への渡し方などをご紹介します。