アルバイトを辞めるときに意識したい3つのポイント
「新たに就職先が決まった」、「家庭の事情で地元に戻らなければいけない」など、アルバイトを辞める理由は人それぞれ。学生の方であれば、「勉学に本腰を入れる」、「就職活動に打ち込む」といった理由も考えられます。どんな理由があるにせよ、アルバイトを辞めるときはきちんとした手続きを踏みたいもの。では、アルバイトを辞めるときには何に気をつければいいのでしょうか。今回は、アルバイトを辞めるときに実践していただきたいポイントを3つ、ご紹介します。
[1]辞める1ヶ月前には伝えるようにしよう。
労働基準法では退職の2週間前までに伝えればよいことになっています。しかし、引き継ぎ期間が2週間では足りないという企業がほとんど。新たにアルバイトを採用し、育成し…といったプロセスを考えると、納得できるのではないでしょうか。そのため、遅くとも辞める1ヶ月前までには退職の意向を伝えるようにしましょう。それが社会のマナーであり、お世話になったアルバイト先への礼儀だといえます。
[2]辞めることは、“一番エライ人”に話そう。
店舗でのアルバイトであれば「オーナー」や「店長」、工場であれば「工場長」や「ライン長」、オフィスであれば「社長」や「部長」などに伝えるようにしましょう。注意したいのは、退職意向がアルバイトスタッフ経由で“一番エライ人”の耳に入ってしまうこと。「直接伝えられない(うしろめたい)理由があるのでは?」という印象を与えてしまい、気持ちよく送り出してもらえない可能性が高まるからです。また、電話やメールなどで伝えるのもNG。きちんと自分の口でコミュニケーションをとるようにしたいですね。もし相手が忙しい場合でも、「大切な話があるのでお時間をください」と伝え、話す時間を割いてもらうようにしましょう。
[3]伝えるときに、不平・不満は言わないように。
伝える場合は、きちんと前向きな理由を伝えるようにしましょう。「お店のやり方が気に入らない」、「他のスタッフとうまくいかない」といった不平・不満になってしまうと、引き止められる可能性があるからです。引き止められて退職できずにズルズル…ということにならないよう、“何のために辞めるのか”をストレートに伝えるようにしたいですね。
そして、最も良くないのは、辞めることを前提に急に行かなくなってしまうこと。いわゆる“ばっくれ”です。「正社員じゃないから…」という甘い気持ちは捨てて、大人の対応を心がけましょう。
以上がアルバイトを辞めるときに実践したい3つのポイントです。ぜひきちんとした手続きを踏んで、その後も困ったときに相談できるような関係性を築くよう心がけてくださいね。