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職務経歴書の書き方は、手書きとパソコン、どちらで作成すればよいかご紹介します。職務経歴書の書き方で悩む、手書きがよいのか、パソコンでの作成がよいのか。職務経歴書の正しい書き方について確認してください。手書き、パソコン、迷った時にご参考ください。

職務経歴書は手書きとパソコン(Word等)とどちらが良い?テンプレートのダウンロードあり!

職務経歴書は手書きとパソコン(Word等)とどちらが良い?テンプレートのダウンロードあり!

職務経歴書は手書きとパソコン、どちらで作成したほうがよいのでしょうか。迷っている方は、ぜひ本ページをご参照ください。

職務経歴書をパソコン(Word等)で作成する場合のメリット・デメリット

大前提として、職務経歴書の作成において、手書きかパソコンかは決まりがあるわけではありません。

しかし、オススメしたいのは、パソコンでの作成です。パソコンで作成することの最大のメリットは、手書きと比較して「効率的」であることが挙げられます。

どのような面で効率的なのか。メリットを一つずつ解説していきましょう。

【メリット(1)】パソコン(Word等)なら、誤字脱字などのミスをスグに直せる!

たとえば、うっかり誤字や脱字をしてしまった場合、パソコンであればスグに修正できますが、手書きだと修正のたびに、最初から書き直さなくてはいけません(修正液の使用はNGです)。

履歴書と比べ、文章量も多くなる職務経歴書。完成間近であればあるほど、間違えてしまったときのダメージも大きいですよね…。ミスをしてしまってもスグに直せるというのは、最大のメリットです。

【メリット(2)】パソコン(Word等)なら、レイアウト調整もラクラク!

職務経歴書は、A4用紙2~3枚程度が適切な文量です。

文字数も増えるので、手書きの場合、読み手である採用担当者にとって読みづらい印象を与えてしまう可能性があります。

一方、WordやExcelなどを使用すれば、文章やフォント、改行、行間の調整などは自由自在。手書きよりも断然読みやすい職務経歴書を作成できるでしょう。

【メリット(3)】パソコン(Word等)での作成なら、データが残る!

志望企業ごとに職務経歴書を作成することになりますが、手書きの職務経歴書は1点もの。

一度企業に提出してしまったら手元には残りません。他の企業に応募する場合、再びゼロから作成する必要があります。

しかし、パソコンで作成すれば基本の職務経歴のデータは残るので、あとは企業ごとにカスタマイズするだけ。データが残ることはとても大きなメリットなのです。

【デメリット】職務経歴書の使い回しはバレる?

パソコンでの作成のデメリットとして、複数の企業に同じ内容の職務経歴書を送信してしまい、書類選考で企業側の採用担当者に使い回しがバレてしまう可能性が挙げられます。

企業側の採用担当者は一回の募集で何十通から何百通の職務経歴書を確認するため、自社のことを理解して、職務経歴書を作成されているかはひと目で理解できてしまいます。

データが保存できるものの、応募する企業ごとに職務経歴書の書き方を、部分的にカスタマイズするなど、アピールのポイントを変更することが重要です。

パソコン(Word等)で作成する場合の注意点

パソコン(ワード等)を使用して職務経歴書を作成すると、漢字や単語の予測変換機能が使えたり、自由にレイアウト変更も可能。とても便利であるがゆえに注意したいポイントがあります。以下3つの注意点を参考にしてみてください。

【注意点1】誤った予測変換による誤字

一度間違えた変換をパソコンが覚えてしまうと、自分では合っているつもりでも誤字が発生しているということも。

同じく記憶した変換によって、「である調、ですます調が混在」してしまうことや、英数字などの「半角全角がバラバラ」ということも。ワードなど文章作成ソフトには「文章校正」機能がありますので、必ずチェックを行ない、誤字を防ぎましょう。

【注意点2】 詰め込みすぎている

フォントをある程度小さく設定ができるのもパソコンならではの便利さです。とはいえ、改行せずに小さな文字でびっしり書かれた文章は読みづらい印象を与えます。

また、職務経歴書が3枚を超えるようなボリュームになってくると、多すぎると感じられてしまうでしょう。採用担当者には「相手へ気遣いができない」「簡潔にまとめる力がない」と評価されてしまいますので詰め込みすぎに注意しましょう。

パソコン(Word)で作成する場合の書き方(見本・テンプレート)

職務経歴書は、具体的に自分の経歴をアピールする書類です。最低限、以下の項目を押さえて書きましょう。

職務概要(職務要約)

自身の職務経歴の概要(要約)を、最大3~5行程度で記載します。

職務経歴

在籍年月と勤務先(正式な会社名)を記入。「資本金」「従業員数」「売上高」「事業内容」といった、勤務先の情報も併記します。

職務内容

組織の中での役割(部署、役職、異動など) 、期間(20○○年○月~20○○年○月)を記載した上で、どんな仕事に携わってきたのかを具体的に書きましょう。

実績(成果)

具体的な数字を使って説明します。たとえば、営業職なら「売上○%アップ」、生産技術や生産管理なら「返品率○割減」「○%のコストカット」など。実績に加えて、その結果を出すための工夫を書くとアピールになります。

職務経歴書_逆編年体式

職務経歴書を手書きで作成する場合のメリット・デメリット

職務経歴書は、パソコンでの作成をオススメしましたが、もちろん手書きでも問題はありません。

市販の履歴書に付属した職務経歴書を使用して作成することで、以下のようなメリットがあります。ぜひ、ご検討ください。

【メリット】手書きの職務経歴書で伝わる「丁寧さ」「意欲」

職務経歴書を手書きで作成することで、企業側の採用担当者にとっては、応募者の「丁寧さ」や、「意欲」が伝わると言われています。

なんでもかんでもパソコンで作成できる今だからこそ、逆に手書きの職務経歴書は目立ちますし、キレイな文字、行揃えなどからは、あなたの人柄も伝わるはずです。

この会社に入社したい!という場合には、手書きで気持ちを伝えてみましょう。

【デメリット】手書きでは、パソコンスキルがないと思われる?

応募先企業の社風や考え方によりますが、応募者から手書きの職務経歴書を受け取った際に、「パソコンスキルのない応募者」という印象を持つ採用担当者もいるようです。

特にWordやexcelのスキルを求める職種への応募の際には、パソコンでの作成の方がよいでしょう。

手書きで作成する際の注意点

手書きで職務経歴書を作成する際にも注意したいポイントがあります。以下2つの注意点を参考にしてみてください。

【注意点1】文字が読みにくい

直筆で一生懸命書くことで「丁寧さ」が伝わりやすくなりますが、綺麗とは言えない文字だと職務経歴書を読み込む採用担当者にストレスを与えてしまい、逆効果です。

読みやすい文字で書く自信がなければ、手書きはやめましょう。

【注意点2】修正液・修正テープが使ってある

職務経歴書には間違いの記載があってはいけませんが、修正箇所があってもいけません。

いくら目立ちにくいように修正液や修正テープを使ったとしても、職務経歴書にじっくり目を通す採用担当者には違和感を抱かれてしまうものです。

「ん?」を思われてしまえば、印象が悪くなってしまいます。

手書きで作成する職務経歴書の選び方

企業側からの指定がない限り、どの様式の職務経歴書を使用しても問題ありません。

ここでは、用紙を手に入れる方法や、用紙を選ぶポイントを紹介します。

どこで手に入れる?

様々なWebサイトでダウンロードすることもできますが、プリンターを持っていなければ、市販されている職務経歴書を使うのがオススメです。

コンビニ、文具店、100円ショップ等で市販されています。また、近くに店舗がなければ、ECサイトで購入することもできます。商品が到着するまでに数日かかる場合があるので、前もって準備しておくことが大切です。

どんな用紙を選ぶ?

見比べるとよくわかりますが、用紙によって特徴があります。

たとえば、時系列で職歴を書く一般的なタイプは「編年体式」です。転職回数が少ない方、初期の職歴をアピールしたい方に適しています。現

在から過去にさかのぼっていくタイプの「逆編年体式」もあり、これは転職回数が多い方や、直近の経歴をアピールしたい方にオススメです。

職種転換が多くキャリアの一貫性を説明しにくい方には、「キャリア式」が有効。

時系列ではなく、経験職種・プロジェクト・得意技術・担当業務などを中心に職歴をまとめられます。

用紙それぞれの特徴と自分の特徴を照らし合わせて、最適なものを選びましょう。

手書きを避けたほうがいい場合

職務経歴書の手書きを完全にNGにする会社は基本的にありませんが、手書きの職務経歴書を避けたほうがいい場合があります。

それは、「パソコンで作成するもの」と考えている外資系企業やIT企業、ベンチャー企業などに応募する場合です。

このような企業に手書きの職務経歴書を提出すると、今どき効率の悪い手書きは古いと感じられたり、パソコンのスキルがないと思われたりしてしまいかねません。

応募先の企業によって、手書きかパソコンかを判断することが大切です。

職種別の職務経歴書テンプレート集(50職種の雛形をダウンロード可能)

以下のページから職務経歴書のテンプレートがダウンロード可能です。ぜひ、ご活用ください。

職種別の職務経歴書テンプレート集(50職種の雛形をダウンロード可能)

まとめ

企業側から「直筆で作成すること」と作成ルールが提示されている場合は、従うようにしましょう。それ以外の場合は、パソコンで作成する方が効率的です。

一番大事なのは、職務経歴書の内容。記述内容の吟味や業界研究、企業研究などに多く時間を使い、職務経歴書を完成させてください。

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