健康診断の結果は、転職活動の成否に影響を与えるか?

選考プロセスにおいて健康診断があったり、入社時に健康診断書の提出を求められたり…。転職活動と健康診断は、意外と(?)密接な関係があります。そこで今回は、転職活動における健康診断についてよく聞かれる質問への回答をまとめました。健康診断の結果は、転職活動にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
【Q&A -健康診断の結果と転職活動の関係って?-】
Q.健康診断は、受診しなきゃいけないものなの?
A.答えは、YES。労働安全衛生法において、企業は“常時使用する労働者”(※)を雇い入れるときの健康診断の実施が定められています。ただし、健康診断を受けてから3ヶ月以内の方は、健康診断書の提出となる場合があります(健康診断書の有効期限は3ヶ月です)。
(※)…常時使用する労働者とは、正社員、1年以上の勤務を予定している契約社員、1週間の所定労働時間が正社員の3/4以上のパート・アルバイト(例:正社員の所定労働時間が40時間で、30時間以上働いている人など)のことです。
Q.健康診断の費用は、自己負担?会社負担?
A.企業によって異なります。会社負担となるケースが一般的ですが、健康診断を選考中に行なう場合などは、自己負担となるケースもあります(内定後に支払われることもあるので、領収書を受け取り、保管しておきましょう)。気になる場合は、採用担当者に確認しましょう。
※自己負担の場合、料金の相場は5,000円~10,000円くらいです(健康保険適用外)。
Q.自己負担で健康診断を受診することになったらどうすればいいの?
会社から指定されなければ、医療機関か保健所で受診することができます。ただし、医療機関によっては予約が必要なところや健康診断を受診できる曜日が決まっているところ、そもそも健康診断を行なっていないところなどもあるので、事前に確認するようにしましょう。
Q.健康診断書を紛失してしまったらどうすればいいの?
A.健康診断を受診した医療機関や保健所へ再交付を依頼しましょう(ただし、診断書料がかかる場合がほとんどです)。また、医療機関や保健所へ受け取りに行く際は身分証明書を忘れないように。
Q.健康診断の結果で、不採用になることってあるの?
A.こちらも、企業によって異なります。一般的に入社前の健康診断は、適正な配属先の決定と入社後の健康管理が目的ですので、健康上の理由から業務に支障をきたすと判断されれば不採用となる可能性もゼロではありません。ただし、あくまでも“可能性がある”程度。よほどのことがない限り、健康診断の結果によって不採用になるということはないでしょう。
以上が、転職活動と健康診断についてのQ&Aです。健康診断で悩んだら、ぜひこちらを参考にしてください。