スタートアップって何だ?
突然ですが、スタートアップという言葉を聞いたことはありますか?ざっくり言うと、創業間もない企業や事業のことを指すのですが、ベンチャー企業とは何が違うのでしょうか?特にインターネット業界を中心に注目を集めるスタートアップ企業。今回はその定義や特徴についてご紹介します。
目次
スタートアップとは?
スタートアップの定義にも様々な意見がありますが、多くの場合「全く新しいビジネスモデルを開発し、短期間で急激な成長を遂げてイグジット(株式上場や株式売却)を狙う人々の一時的な集合体」と定義されます。
「新しいビジネスモデルを開発」とあるように、既存のプロダクトではなく、イノベーションを通じて世の中や人々の生活に変化、インパクトを与えることを目的にしているスタートアップが多く存在しています。
インターネット業界にスタートアップが多い理由。
また、インターネット業界にスタートアップ企業が多い理由はなんのでしょうか?それはインターネットそのものが世の中を一変させた存在であり、且つテクノロジーを使ってイノベーションを起こすプラットフォームの役割を担っているという背景があるとされています。
現在はWEBにとどまらず、スマートフォンアプリやハードウェアなどスタートアップが存在感を高めるフィールドは日増しに広がっています。
スタートアップとベンチャー企業の違い。
日本ではよく、スタートアップとベンチャー企業が混同されていますが、実は明確な違いがあります。
ベンチャー企業は創業間もない中小企業のことを広く指しますが、スタートアップの定義・存在価値は先に示したとおり、イノベーションによる新しいビジネスモデルの構築と急激な成長。すでにあるビジネスモデルを使ったスモールビジネスをスタートアップは行ないません。
なぜスタートアップが注目されているのか?
スタートアップという言葉をよく耳にするようになった理由はなんなのでしょうか。その理由の一つに、スタートアップがもうこの世の中を変え始めているということが言えるのではないでしょうか?GoogleやFacebook、Twitterは人々の生活インフラという存在になり世界中で利用されています。そして彼らはIPO(株式公開)も成功させています。
日本でも近年、スタートアップ企業の大型資金調達が盛んに実施され、上場する企業は年々増加傾向にあります。
スタートアップに入社するメリット・デメリット。
注目を集めるスタートアップで働いてみたいという方も増加傾向にあります。スタートアップは、大企業と比べて少人数でスピーディーに事業を行なうため、ひとりひとり任せられる範囲が大きく、若い人には自己成長できる機会が多いとされています。また、上場前に入社することで、メンバーレベルにもストック・オプション(一定期間内に、あらかじめ決められた価格で、所属する会社から自社株式を購入できる権利)が与えられるケースも多く、大きなメリットがあります。
一方でスタートアップは、あくまで「ビジネスモデルの構築を模索している段階の企業」ですので、大企業のように人事制度が体系化されていたり、福利厚生が充実していたり、といったことはあまりありません。また、労働時間も長くなるところが多いようです。
スタートアップへの転職を考える際は、上記のメリット・デメリットをきちんと考慮した上で、企業にアプローチしてみましょう。
※豆知識…スタートアップは求人広告を出さずに自社HPのみで採用を進めている企業が少なくありません。気になる企業があれば、HPのリクルートページをみて自分からコンタクトを取ってみましょう。