社員の健康と企業の収益性には、相関関係がある。
たとえば、2015年に経済産業省と東京証券取引所が選出した『健康経営銘柄』。従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を選んだものです。この銘柄ではアメリカの経営学者の考えが元に、「社員の健康に対する取り組みを行なっている企業は、経営的にも優秀である」と考えています。事実、この銘柄に選出された企業は、他の企業に比べても収益性が高かったのだとか。社員なくして経営は成り立たないもの。社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう後押しすることで、企業はその収益性を高められるのです。
大切にしてもらえるのって、嬉しい。
上ではなんだか、堅苦しいことを言ってしまいましたが、それよりも大切なことって「社員を大切にする企業の姿勢」だと思います。もちろん、社員の健康促進に対する取り組みをしていない企業が、必ずしも社員を大切にしていないわけではありません。けれど、目に見えて社員のために何かをしてくれるとなると、働く側としても愛着がわきますよね。「自分を大切にしてくれそうか」そんな観点で企業を選ぶ転職も、「あり」なのではないでしょうか。