
同社はSES(システム・エンジニアリング・サービス)を行なっており、高い技術と豊富な経験を持つエンジニアを様々な現場やお客様に提供されています。そんな同社が目指しているのは、『中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える』こと。
そのために同社は『給与還元率75%』、『社員数1000名』、『フェアネス方式(=同社が提唱しているITエンジニアに向けた新しいワークスタイル)採用企業を100社まで増やす』などの取り組みを2025年までに実現したいと明確なビジョンを持っていらっしゃいました。そして、ビジョン実現のためには、採用活動が急務になっていたそうです。
しかしながら、他社との差別化が難しいSESのITエンジニアの募集。代表の河井さん自身、同社を立ち上げる以前の会社では「どうやったら採用できるか」「応募が集まるのか」という考えにとらわれ、嘘ではないにせよ、見栄えのいい情報の提供を優先してしまったことも。しかしながら、採用を行なった上で、入社してくれた方が活躍するという、エン・ジャパンの掲げる『入社後活躍』が大切であることに気づき、「社員の定着・活躍に繋がらないのでは意味がない」と考えたのだと言います。
そのために、最も注力すべきことは、徹底的な情報開示だと河井さんが仰っていました。そこで、会社HP・ブログ・SNS・動画などを活用し、様々な情報を頻繁に発信。また、入社を検討し、面接に来てくれた求職者に対して「どういう想いで採用しているのか」「どんな人を採用したいのか」など、丁寧に、丁寧に、情報提供を行なったそうです。
さらに「会社の課題を改善し、社員にもっともっと活躍してもらいたい」という想いから、エン転職のサービスの一つである『カイシャの評判』のクチコミと企業コメントを活用することにしたそう。導入する際には「未来の仲間にミスマッチのない情報提供がしたい。評価には絶対影響しないので、自由に投稿してほしい」「改善点を知りたいから、率直に教えてほしい」と、代表の河井さん自ら社員総会で説明を行なったと言います。その結果、良い点はもちろん、社員の中で「給与の還元率への説明が分かりづらかった」「教育体制を整えてほしい」といった不満があることに気づけたのだと言います。