株式会社浅井のトンネル掘削機（シールドマシン）の組立スタッフ（946553）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

直径は16m、重量は4000t。超合金のボディと刃で、自分と同じ大きさのトンネルを掘る。その姿、まさに巨大モグラ。日本の技術の粋を集めてつくられる、ヤツの名は『シールドマシン』という。

ヤツを構成するパーツは、トレーラーとトラックでざっと250台分。それらを組み合わせ、1個20～30tのブロックをつくる。リング、駆動部、カッターフレーム、カッターモーター、スクリューコンベア。約30人が数ヶ月をかけて、“モグラ”の体を一つずつ形にしていく。まるで極大スケールのプラモデルだ。

各ブロックが揃ったら、いよいよ最後の組み上げ作業。まだまだ気は抜けない。一つでも手順を間違えば、ヤツは正常に動いてくれない。ズレないように、落ちないように。クレーンを動かす作業員の手にも力がこもる。

そして、鋼鉄の“モグラ”がその姿を現す。ここまで8ヶ月。4階建てビルほどもあるボディが、こちらを見下ろす。

試運転を終えたらヤツは再び解体され、多くの人が待つ掘削現場へ。そして、がらんとした工場は、また次の“モグラ”を待ち受ける。