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「柴戸さん、ちょっと」。ストーリーは、ある営業のこの一言からはじまる。

その案件は、画像認識機能を備えた半導体用検査装置の設計だった。この装置の設計から設置までまかなえる企業は極めて少なく、案件を持ってきた担当者もほとほと困っていた。柴戸に声をかけた営業も、自分だけで受注できるのかどうか…。柴戸を頼ったのは当然の成り行きといえる。

半導体表面の微細な傷や歪みをミクロレベルで検知する。それには、μmレベルでの筐体設計が必要であり、その他にも材料の強度や剛性、パーツのモーションを考慮することも求められる。高度の設計技術が必須。尻込みする企業が多いのもムリはない。

しかし、柴戸は担当者の言わんとすることを汲み取り、商談中、すでに完成形が見えていた。そして受注し納品へ。その後も、2号機、3号機…と継続的な発注の獲得に至った。

以上は、設計畑を歩んできた柴戸の経験が光ったストーリーの一つ。今度は、あなたが自身のサクセスストーリーを当社で刻んでいく番だ。むろん、柴戸の技は自由に盗んでいただいてかまわない。