宮島醤油フレーバー株式会社の調味料などの営業（残業月18時間程度・年間休日125日）（913349）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

今日はお弁当メーカーA社の試作品試食会。お客様からのオーダーは「新作の焼肉弁当に合う甘口のタレを作ってほしい」というものだ。開発・製造スタッフが試作品を作り、営業の私が試食。ここでは、私は”辛口評論家”に変身する。

――いい線いってる…けど、惜しい。お客様がイメージしているのは、もう少しこってりした甘みを感じるタレのはず。工場研修で学んだ、コクのある甘みが出せる上白糖に変えたらどうだろうか？仕入先や配合量は専門家に任せるとして、もう一度試作品を作ってもらおう――。

納得のいく仕上がりになるまで、2回、3回と試作を繰り返す。お客様との打ち合わせで口当たりや香り、甘み、酸味までイメージをすり合わせているからこそ。

自社に調味料の開発部門がない中小の食品メーカーや飲食企業と取引する私たち。「甘くてとろみのあるタレ」といったイメージで依頼をもらうことが大半です。そのイメージを具現化し、責任を持って味を作り上げるのが営業の醍醐味。辛口な意見で現場が戸惑うこともあるけれど、その辛口が良い味を作るのです。