株式会社荒川印刷のテクニカルイラストレーター（住宅設備機器などの説明書挿絵）（901360）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

機械製品の構造が描かれた取扱説明書。
その何でもないようなイラストに、テクニカルイラストレーターの技は隠れている。

分かりやすいイラストを描くためには、部品が組み立てられている順序や部品のクセを掴まなければいけない。だから、住宅設備機器や車の部品など、実際に機械を分解するところから仕事が始まる。少しカーブを描く部品、不自然に曲がっている部品…数百が重なるその順番までも、正確に把握していく。

イラストへと落とし込むとき、見たままを描いてはいけない。正確さと同じくらい”分かりやすさ”が必要となるのだ。似たような部品一つひとつの特徴を判別しやすいよう、手をかける。凹凸部分はあえて太線で特徴づけて、逆に平らな部分はあえて余白を多めに強調して…その塩梅にも、プロとしての意志を込める。

そして完成した説明書は、その機械が故障した際に使われる。分かりやすく描かれたイラストが、修理スタッフのスムーズな仕事を助けるのだ。