環境スペース株式会社の設計（防音室など音響に関する技術設計を手がけます）（844151）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

「理想の音」――それは、誰がどこで、どんな音を聴くかにより千差万別です。当社が手がけるのは、防音室を中心とした音響に関する設備。その第一歩は、漠然としたお客様の「理想の音」の姿を掴むことから始まります。

カギを握るのは、その部屋自体の静けさ、遮音性、作業しやすい適度な反響。この理想のバランスを探るため、まずは徹底的にデータを採取。お客様が求める「理想の音」が、数字をまとって姿を現すのです。

今度は机に向かい、その「理想の音」を実現する構造を設計。反響が足りなければ壁面に凹凸を作り、防音性を高めるなら壁材の硬さを微妙に変える。数ミリの建材のズレが影響する世界で、緻密な工夫を重ねます。

ただし、設計図は施工できてはじめて機能するもの。データから理論的に導き出した設計と、現場での実現性を兼ね備えることが絶対条件。施工担当の意見を取り入れ、組み立てた理論と設計は現実のものになります。

――そして防音室内に響く、音。「理想の音」の数値と実測値がピタリと合った時、ようやく設計の仕事は終わりを告げるのです。