株式会社森事務所の測量スタッフ ◎新宿に本社を移転し、3年後の上場を目指している会社です。※10名以上の増員募集（840020）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

土地の大きさや形を正確に図るために、私たち測量スタッフが現場で最初に取りかかる仕事。それは、”境界標”と呼ばれる目印を探すことです。

実は日本中のあちらこちらには、土地と土地との境目を示すための”境界標”という標識が地面に設置されています。これを基準にして私たちはいつも測量を行なうのですが、毎回カンタンに見つかるとは限りません。

なんせ、数十年前に設置された境界標ばかりです。「他の工事で土地が埋め立てられて、地中深くに隠されている」「地主の方が物置を置いてしまい、境界標が見えない」というケースもよくあるのです。

頼りになるのは、設置と同時に役所へと届けられた図面だけ。「おそらく、この辺にあるに違いない」と図面から予測を立てては、1ｍ近く地面をスコップで掘り起こしたり、仲間同士で協力しあって物置をどかしてみたり…。苦労の末、ようやく境界標を見つけた時は、まるで宝を探し当てたような感覚を味わうことができるのです。