傘職人(約70年の伝統ある技術を継承します)の過去の転職・求人情報概要(掲載期間: 2017/02/16 - 2017/03/15)
正社員職種未経験OK業種未経験OK学歴不問残業月20h以内内定まで2週間転勤なし
授けるのは、絶滅の危機に瀕した日本の伝統技術。
手製の型に合わせて、慎重に生地を裁っていく「裁断」
2枚、4枚、8枚…と縫い合わせ、16枚の生地を1つの袋にする「中縫い」
それぞれの生地を2箇所ずつ縫い、16本の骨を繋ぎ止める「中綴じ」
わずかな狂いも許されない、傘づくりの各工程。それを支えているのが、何十年も修行を重ね、熟練の技を手にした職人たちなのです。
しかし、日本の伝統工芸とも言える傘づくりは今、絶滅の危機を迎えています。日本にはわずか50名ほどしか職人がおらず、高齢化にも歯止めがかかりません。技術継承者がいないこの状態が続くと、数十年後には日本から“傘職人”は消えていることでしょう。
古きよき日本の伝統を、これから先も守っていきたい。だからこそ、約70年間受け継がれてきた前原光栄商店の傘づくりの技術を、あなたに託したいと考えています。自然素材を大切に使って、1本1本、細部にまでこだわりながら、丁寧に、美しく傘を仕上げていく。そんな職人に育てていきたいのです。
約70年続く技術の継承者として、古きよき日本の伝統をあなたの手で守りませんか?
募集要項
仕事内容 |
傘職人(約70年の伝統ある技術を継承します) 【職人たちが約70年守ってきた、日本の伝統技術の継承者へ】 『前原光栄商店』の名で店頭に並べることを許されているのは、職人の手で1本1本仕上げられた傘のみ。当社が約70年間守ってきた技術を授けますので、次世代の職人としてご活躍ください。工場で活躍する職人は現在社内に3名。各工程を分担して、美しい傘を仕上げてください。
【傘づくりの工程】 その1▼ふちかけ 生地の両端を3ミリの幅で巻き込みながらミシンで縫っていきます。
その2▼付属の取り付け 傘の骨で生地を傷めないようにするための“ダボ布”、開閉時の指先への負荷を軽減する“ロクロ巻”などを骨に取り付けていきます。
その3▼裁断 経糸(たていと)を1本1本、織機に手作業で通し、丹念に織った生地を裁断します。分度器のような形の手製の型に合わせて断っていきましょう。数ミリのズレで見た目に影響が出ますので、より慎重に進めなければならない工程の1つです。
その4▼中縫い 傘づくり用の特殊なミシンで生地を縫製していきます。当社の傘は、全て16面のつくり。まずは2枚ずつ生地を縫い合わせていきます。全部2枚合わせになったら、次は4枚、8枚と縫っていき、最後は16枚全てを合わせてください。
その5▼天かがり 傘の先端となる部分の生地を針と糸で締め上げます。生地をピンと張るため、しっかりと骨で支えるために必要な工程です。
その6▼露先つけ 「張り」とも呼ばれ、生地を骨に張る作業のこと。シワになったり、見栄えが悪くなったりしないように、加減を調整してください。
その7▼中綴じ 生地を骨に繋ぎ止める工程です。1本の骨に対して2箇所ずつ固定していきますので、全部で32箇所を縫ってください。
その8▼仕上げ 傘をまとめるバンドや金具、ハンドルなどを取り付け、収納用の袋をつくったら完成です。 |
応募資格 |
学歴不問職種未経験歓迎業種未経験歓迎社会人未経験歓迎第二新卒歓迎ブランクOK
【業種・職種・社会人未経験者、第二新卒歓迎!】学歴不問 ■「日本のものづくりに関心がある」「工芸品・美術品が好き」「美術館めぐりが趣味」という方、歓迎します。あなたの手で日本の伝統技術を守ってください。転職回数や離職期間は問いません。
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募集背景 |
【伝統技術の継承と、製造体制の強化を目指して。】 1948年8月の創業以来、およそ70年にわたって傘をつくり続けている前原光栄商店。絹やろうけつ染の生地、樫の木などの良質素材をふんだんに使い、熟練の職人が1本1本丹精込めてつくった傘で、人々を魅了してきました。そうした職人のこだわりが光る1品は、著名な方々にも愛されています。年々メディアに取り上げられる機会も増えてきました。しかし、現在傘づくりを担っているのはたった8名の職人で、しかも平均年齢が高くなってきている状況。そこで、ひと月に手がけられる傘の本数を増やすため、約70年分の技術を継承するために、新たな職人を育成します。 |
雇用形態 |
正社員
正社員 ※3ヶ月間の試用期間がありますが、その期間の待遇・給与に変更はありません。 |
勤務地・交通 |
本社/東京都台東区三筋2-14-5 ※転勤はありません。
交通
都営大江戸線、つくばエクスプレス「新御徒町駅」より徒歩6分 都営バス(都02系統)御徒町駅→錦糸町駅行き「三筋2丁目」バス停より徒歩2分
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勤務時間 |
9:30~17:30(実働7時間) ※残業は月20時間以内です。 ※一人前だと認めてもらえるまでは、勤務時間の前後を使って練習に励む職人が多いです。 |
給与 |
月給19万円以上 ※上記には、一律支給の住宅手当8000円と技能手当1万円を含みます。 ※経験や能力を考慮の上、決定いたします。
年収例
年収600万円(45歳・経験10年) 年収300万円(25歳・経験2年)
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休日休暇 |
【年間休日115日】 ■週休2日制(土・日/第5土曜のみ出社となります) ※繁忙期となる4~7月・9月は「隔週休2日制(隔週土曜・日曜)」となります。 ■祝日 ■GW ■夏季休暇(5日間) ■年末年始休暇(3~5日間) ■有給休暇 |
福利厚生・待遇 |
■賞与年2回(7月・12月/昨年度実績2ヶ月) ■交通費全額支給 ■社会保険完備(雇用・健康・労災・厚生年金) ■時間外手当 ■出張手当 ■育児手当(第一子のみ3000円/月) ■制服貸与、私服通勤OK |
続/仕事内容 |
お客様に向き合うことを大切にしている会社です。お客様の想いをしっかりと受け止め、ご要望や好み、選ぶ際に気にされる点などを知り、仕事に活かしてほしいと考えていますので、傘づくり以外の仕事も手伝っていただきたいと考えています。
例えば… ■商品の配送作業 ■月1回の商品企画会議への参加 ■工場の下の階にある店舗でのお客様の接客など
お客様の意見を直接聞くことができるので、商品企画会議でも積極的に意見が交わされます。みんな主体的に仕事に向き合っているのも、一人ひとりが前原光栄商店の傘づくりを背負う者としての自覚を持っているから。あなたもその一員として、会社の新たな歴史を一緒につくっていっていただきたいです。 |
入社後の教育 |
入社後は、先輩職人のもとで傘づくりの技術を学んでいただきます。まずは基本動作となる、糸切りハサミを持ちながら針で縫う作業や付属品の取り付けからお任せしていきます。工場で作業を覚えつつ、週に2~3回は当社専属の職人さんのもとに通いながら技術面の修行も並行して進めましょう。部品や生地の製造工場の見学も予定しています。難易度の高い「裁断」「中縫い」のステップまでには1年以上かかりますので、はじめはひたすら練習の日々。1年~2年を目安に、全工程の経験を目指してください。月に1回全員で企画会議を行なっているので、柄やデザインなどの提案も可能。案が採用され、商品化を実現した入社数年目の職人もいます。 |
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