IPM西本株式会社の青果物の営業（バナナ・パイナップル担当）（388396）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

ある朝、部長から青果の仕入れ情報が共有される。
「3週間後、ドミニカからバナナが5000房日本に入荷する」と。
利益を確保し、売り切らねばならない。この瞬間から営業の勝負が始まるのだ。

情報を集め、競合の動きも考えながら担当市場にいくらで卸すか決めていく。
市場の人との“駆け引き”までシミュレーションする。何円までなら下げられるか。
その際の利益率はどれくらいか。場合によっては、仕入れ数を増やすこともある。

検討を重ね、3週間の時が経つ。バナナが入荷し、市場から問い合わせが殺到。
ここからが“第二の勝負”だ。いかに鮮度を落とさず、戦略通りに早く売り切るか。
「高すぎるぞ！」と市場の担当者になじられることもあるが、こちらも強気に。
「これ以上、下げられません！」と駆け引きを繰り返した末に、1房1円だけ下げる。
（どうだ！？ 頼む！）　結果は―――商談成立。営業はホッと胸をなでおろす。

緻密な戦略を立て実行する毎日は忙しく、まるで戦場のよう。
しかし、こんなにも“達成感”を得られる仕事は、他にはないかもしれない。