株式会社三洋堂ホールディングス（JASDAQ上場）のマーチャンダイザー（331349）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

――雑貨部門で、目玉になる商品はないだろうか。
入社したばかりのマーチャンダイザーである平井は、早くも“ゼロから商品を企画する”というミッションを与えられた。前職はアパレルのバイイングとマーチャンダイジングに携わっており、雑貨を企画することは初めて。しかも裁量を任されて。

平井が考えたのは、本人が使うだけでなく、プレゼントとしても買ってもらえるような商品。そして、手に取りやすいような価格を実現すること。企画から考えぬいた商品が、『100円靴下』だった。メーカーと、利益が出るギリギリの価格を交渉。売り場作りも自ら行なった。

結果は成功だった。トライアル販売では予想以上の点数が売れ、販売を行なう店舗をさらに増やした。デザインやカラーにも試行錯誤を凝らした。繊維商社に交渉を行ない、原材料を変えることでコストも下げた。

そして今では、年間約17万点を売り上げるほどの大ヒット商品となった。来季は25万点を見込んでいる。商品を考え、売り場も作る。自由度が高いからこそ挑みがいのある仕事が、三洋堂書店にある。