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…それは、特許技術者の腕次第といっても、決して大袈裟ではありません。

同じ発明でも、特許技術者の作成する特許出願明細書の表し方ひとつで、特許権の及ぶ範囲が大きく左右されることもあります。必ずしも「優れた研究者＝優れた特許技術者」とならないのは、発明の要点を抽出して文章化することが求められるからです。

特許法や特許庁審査基準に則して、他の発明との違いを明確に提示するこの仕事には、高い専門性が求められます。技術開発の延長上で務まる仕事ではありません。1人前になるまでは5年、もしかしたらそれ以上。じっくりとこの分野で勉強を重ねていきましょう。

特許を取得することで、たった1つの発明が企業価値を上げることもあります。研究者ではなく“特許の専門家”として、企業の繁栄や技術の発展に貢献しませんか。