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「このウエディングドレスを選ぶのに、2ヶ月もかかったんです」。打ち合わせでの新郎新婦の言葉。2人は晴れ舞台を迎えるために、長い間準備をしていたのだ。「2人らしい挙式を表現したアルバムにしなければ―」。岩田は、改めて強い責任を感じていた。

「ゲストと同じ目線で進めたい」、「自宅に招いたようなアットホームな感じを出したい」。コンセプトや当日の流れについて、2人から相談を持ちかけられる。そして挙式当日―。感動の瞬間、ステキな笑顔…そのすべてをカメラに記録していった。

世界に1つしかない2人だけのアルバムが完成したのは約1ヶ月後。感動の挙式が“一生モノ”のカタチになる瞬間。同時に、喜びの声をいただける瞬間だ。「こんなにステキなアルバムを作っていただき、本当にありがとうございました――」。

「ある新郎新婦は、私が結婚するときに『おめでとう』を言いに足を運んでくれました。こんな風に喜ばれるから、私はこの仕事を続けているんです」。