取材から受けた会社の印象
1934年、大阪市東成区で産声をあげた『鳴門屋製パン』。初代社長が個人商店として、パンの製造・販売を行なったことがはじまりです。それから90年以上の時が経ち、現在では関西200ヶ所以上のスーパーで販売されるまでに。パンの直営店をはじめ、カフェ、洋菓子店、惣菜店など、さまざまな業態の事業を展開。2018年には『カレーパングランプリ 西日本揚げカレーパン部門』で、3年連続金賞に輝きました。テレビや雑誌などのメディアに取り上げられる機会も多く、地元の方を中心に愛され続けています。
パン作りに関するこだわりを伺ってみると、生地づくり、成形、焼成、包装といった各工程では、必ず職人の手を加えているというお話が。機械だけに頼ることなく、人の手を通すことを大切にしているのです。今回採用される方が担う包装は、最後の仕上げとなる工程。細部にまでこだわったパンを届ける。そんな誇りを持って働けるでしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい工場で作られたパンは直営店やスーパーなど、さまざまな店舗で販売されます。作りたての美味しさを届けることを大切にしているため、深夜に包装されたパンは、朝になったらすぐに店舗に並べられるそう。そのため仕事終わりにスーパーなどに立ち寄れば、ついさっき自分が包装したパンが店頭に並んでいる様子を目にできます。また、お客様が真剣に選んでいる様子や、手にとってレジに向かう様子を目にする機会も。そんなときは、自分の仕事のやりがいを実感できるとのことでした。
厳しさ工場では、多いときで約3万4000個のパンを製造しています。夜のうちにすべての包装を終えて、朝には店舗に並べられるよう配送まで済まさなければなりません。そのため業務中はとにかく手を動かし続けることになるそう。作業はずっと立ちっぱなしですし、パンを潰してしまわないよう慎重にラインに並べていく、包装が終わったパンが入ったコンテナをいくつも運ぶなど、集中力や体力が必要となる作業も。むずかしい工程はないシンプルワークですが、決して体が楽なわけではないので、その点は覚悟が必要です。
この仕事の向き&不向き
向いている人パンの包装を行なう機械の操作を担当します。1つの作業に黙々と取り組めるシンプルワークなので、コツコツとした作業が得意な方に向いているでしょう。
向いていない人ライン作業のため、他のスタッフとの連携が欠かせません。そのため、人とコミュニケーションをとるのが苦手な方、自分1人で業務を進めたい方には向かないでしょう。




