取材から受けた会社の印象
同社で活躍する方の全員が異業種からの転職だったそうです。
異業種からの転職に対して不安はなかったのか、お聞きしましたが、
みなさん口をそろえて、「先輩社員が慣れるまで丁寧に指導してくれたから不安はなかった」、「既存のお客様が良くしてくれるからすぐに馴染めた」とこう答えてくれました。
既存顧客に指定のパンを届けるだけでなく、既存顧客に新しい種類のパンを注文してもらえるようにしたり、新規の顧客先を開拓もできたりとやりがいの感じられる仕事。「こんなパンなら商品にしたいな」という顧客の要望を聞き、生地・形状などを提案してカタチにするそうです。自分がイチから関わったパンの商品化が決まるのが嬉しいのだと話していました。同社では入社して2年ほど経験した後には、キャリアチェンジを認めています。もちろんずっとセールスドライバーという道も可能です。同社なら働きながら今後のキャリアを考えていけそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいパンのお届け先となる喫茶店などには、ほとんど毎日うかがうことになるそうです。加えて地域柄、50~60代のマスターやママが多く、取引先となる同社のスタッフとの付き合いを大切にする方ばかりなのだとか。そのため、社員の方はみなさん、顧客との関係性がとても良好のようです。パンを届けると「コーヒーでも飲んできな。今入れるから」「朝食まだなら、さっと食べてくか?」と言ってもらえる機会が多いのだと先輩社員の方は話していました。顧客との触れ合いを楽しめる仕事と言えるでしょう。
厳しさ1人30~40箇所に配達します。届ける先が多く、配達が中心になるからといって、作業的になってしまっては顧客との関係性は深まっていかないそうです。そのため、配達でうかがった短い時間の中でも日々会話することが大切なのだとか。さらに会話の中で出てきた「モーニングのメニューをそろそろ変えようかと思っているんだよね」といったような顧客の悩みを汲み取って提案に繋げることも関係構築には重要なようです。
この仕事の向き&不向き
向いている人顧客先にパンを届けに行くと、「待ってたよ」と快く迎えてくれることが多いそうです。自分を必要とされることがモチベーションに繋がる方に向いています。
向いていない人指定された顧客先にパンを届ける仕事です。ただ単に注文されたパンを届けて終わるのではなく、雑談を交えるなどしてやりとりしやすい間柄を築くことが大切とのこと。言われた業務を作業的に進めたいという方には向かないでしょう。