取材から受けた会社の印象
建築業界の中でもめずらしい、「場所打ち杭工事業」に特化している同社。建築物の基礎を支える杭工事ですが、実はメインに扱っている企業はあまりないのだそう。そのため、さまざまな企業から頼られているのです。同社は機材の投資にも注力し、全国で10台程度しかないものも保有しているそう。低騒音・低振動が特徴の「アースドリル工法」という施工法で使われる機材です。最新の機材と確かな技術の提供により、今後も依頼が絶えることはないでしょう。
同社は、スーパーゼネコンとの取引を中心にしている企業の下請けのため、大きな案件に携わることも多いそうです。メインで扱うのは高層マンションですが、街のシンボルとも言える電波塔関連施設の工事や、大規模な大会において選手が寝泊りする施設工事の実績もあるとのこと。街でそびえ立つあの建物も、基礎工事があってこそ。同社でなら、日々張り合いをもって働くことができるのではないでしょうか。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい工事は長いものだと、4ヶ月かけて行なわれるものもあります。安全に作業できるよう気を配ったり、スケジュールを細かく調整したり…。長期間にわたり現場をまとめていきます。そのような過程を経て無事に建築物が完成した時には、大きな達成感や手応えを感じることができるそうです。自分が手がけた建築物が街をつくっている、という実感を得ることができるでしょう。
厳しさ杭を打つにあたり、数十メートルの掘削を行ないます。そのため、安全管理の意識を徹底しなければ大きな事故につながってしまうこともあるでしょう。転落の危険性はないか? 作業は安全に実施されているか? など、常に目を光らせていなければなりません。確認を怠れば人の命がかかわるという状況に、プレッシャーを感じるときもあるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人今回入社される方には、様々な現場を経験していただきます。社内外の多くの人と関わるので「人と話をするのが好きな方」「相手に配慮できる方」に向いています。「指揮を執ることが得意な方」は早期に活躍することができるでしょう。
向いていない人工事現場での安全確認など、慎重に行動しなければならない場面は多くあります。「注意力が散漫になりがちな方」や「確認作業に苦手意識がある方」にはあまり向いていません。