取材から受けた会社の印象
5年、10年と長く働き続けている方が多いという同社。取材では、その理由を探ってみました。聞くところによると、「一緒に働く人の雰囲気が良いからですかね」とのこと。早番と遅番の2つのシフトがあるのですが、「遅番の人が困らないように、発注までは私がやっておいてあげよう」「この前、早番の人がやってくれたから、今回は私が助けてあげよう」といったように、メンバー同士が互いを気遣いあいながら協力して進める風土があるそうです。
実際、本店を見学させていただいた際も、その連携の良さは垣間みることができました。スタッフAさんが接客とレジをしていれば、それを見たBさんがすかさず該当の商品を用意して袋に詰めて手渡す…。その息の合ったムダのない動きに思わず見入ってしまった取材者。協調性やチームワークを大切に働ける方が活躍できる環境だと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい取材では、お客様のために総力を尽くして喜んでいただけたあるエピソードを伺うことができました。そのお客様は、ご友人のお誕生日にカステラに絵柄を掘る「絵文字カステラ」を注文されました。絵文字カステラの完成までは、通常は2週間かかるのですが、ご来店されたときには既にお誕生日まで2週間を切っていたのだそう。ですが、「どうしても可愛いカステラを贈りたい」と強くご希望だったため、関係各署に間に合うかどうかを確認して調整し、何とかお誕生日に間に合わせることができたのだとか。完成した絵文字カステラを見たお客様は、「ムリを言ってしまったのにすみません。こんなにキレイにつくってくださって、本当にありがとう」と感動されていたそう。一見実現が難しそうなご依頼にも、何とかしてお応えできたときは、「やってよかった」と思えるとおっしゃっていました。
厳しさはじめは覚えることがたくさんあります。20以上ある商品数、詰合わせ10個入り・15個入り・20個入りの商品の組み合わせパターン、商品の価格、箱のサイズ・種類・価格、のし紙の種類、礼節に関する基礎知識、どの商品の在庫はどこにあるのか…などなど。一通りを把握し、慣れるまでは、少々きついと感じるかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎相手の立ち場に立って、気遣いができる方
お荷物を両手に抱えているお客様には「お荷物をおまとめしましょうか?」と声をかけたり、贈答品をお求めの方には「袋をもう1枚おつけしましょうか?」と声をかけられるかがポイント。細かいことに気付ける方は活躍できます。
◎仕事の流れを読んで、早めに行動できる方
注文を伺うメンバーがいたら、その脇で該当の商品を準備して袋を用意するなど、先を読んで動ける方は活躍できます。
お荷物を両手に抱えているお客様には「お荷物をおまとめしましょうか?」と声をかけたり、贈答品をお求めの方には「袋をもう1枚おつけしましょうか?」と声をかけられるかがポイント。細かいことに気付ける方は活躍できます。
◎仕事の流れを読んで、早めに行動できる方
注文を伺うメンバーがいたら、その脇で該当の商品を準備して袋を用意するなど、先を読んで動ける方は活躍できます。
向いていない人△「ただ売ればよい」という考えの方
文明堂には、贈答品をお求めのお客様も多くいらっしゃいます。たとえば、「出産祝いのお返しをしたいんですが、この場合のし紙はどうすればいいの?」といった礼節に関する質問を受けることも。ただボーッとしていては適切な対応はできないでしょう。
文明堂には、贈答品をお求めのお客様も多くいらっしゃいます。たとえば、「出産祝いのお返しをしたいんですが、この場合のし紙はどうすればいいの?」といった礼節に関する質問を受けることも。ただボーッとしていては適切な対応はできないでしょう。