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取材から受けた会社の印象
生活様式が大きく変わった昨今、同社は社員の給与カットやリストラをいっさい行なっていないと伺いました。その背景には、「社員を大切にしたい」という社長の根本さんの強い想いがあるようです。
飲食店の仕事に残業が多い印象を持たれる方はいるかと思いますが、同社では月10時間ほどとのこと。実はこれにも、根本さんの社員想いの姿勢があらわれています。たとえば、人数が足りない時には根本さんにヘルプをお願いできる「社長救済制度」を設けているのも、その1つです。過去には、「この人員では終電までに対応しきれなさそう」と判断し、閉店時間を1時間早めて、スタッフが帰れることを優先した時もあったといいます。スタッフにムリさせてまで売上を作るのでは意味がないと考えているのです。同社は今後も新規出店を計画していますが、まずはスタッフの体制を整えてから進めていくとも話します。そんな同社なら、安心して働けそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいトップダウンで店舗の運営方法をすべて決めるのではなく、店舗で働くスタッフ自身でアイデアを出して運営しているのが、同社です。そのため、年齢や社歴に関係なく、キャンペーンや新メニューなどの意見を気軽に出せるとのこと。その意見は、店長が「やってみよう」と判断すれば、すぐに実施に至るのだとか。入社早々の社員やアルバイトのアイデアが採用された事例はいくつもあるようです。自ら考えたキャンペーンで集客が増えたり、新メニューの注文が入ったりするたびに、自分たちでお店を作っている実感を得られるといいます。
厳しさお店がオープンしたら、基本的にホールに出て、常に店内を動き回る仕事です。満杯に入ったジョッキ4つを手で持ち、もう一方の手に複数の料理をのせたお盆を持って運ぶのは、しょっちゅう。店舗によっては2階建てになるため、料理を持ちながら階段をのぼることもあります。休憩時間以外で椅子に座ることがないので、1日働き終えると体力的な疲れを感じるそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人独自の工夫を取り入れている同社の店舗。現場の店舗スタッフは自分たちで意見を出してキャンペーンや新メニューを作っていけるそうです。アイデアを活かして働きたい方にピッタリでしょう。
向いていない人「挨拶する」「身だしなみを整える」など、基本的なことが当たり前にできることが大切と同社は考えています。そのため、スタッフ全員が基本を徹底し、おろそかになっていれば上下関係にかかわらず指摘しあっているとのこと。こうした環境に抵抗がある方には向かないでしょう。