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取材から受けた会社の印象
海岸にある防波堤や埋立地の構造物など、海に特化した設計業務を行なっている同社。今まで「明石海峡大橋」「関西国際空港」「神戸空港」「和歌山マリーナシティ」など、新聞に載るような重要なインフラの設計にも携わってきたといいます。
聞けば、この分野は競合が少ないそう。波の影響を計算したり地震の波形を計算したりといった専門知識が必要なため、手がけられる企業があまりないのだと聞きました。そうした環境で公共事業などに携わっている同社は、業界内でも確かな地位を築いています。
また、島国である日本では海や埋立地などに構造物をつくったり、災害で壊れた構造物を修復したりといった機会が多くあり、需要が途切れることはないとのこと。近年は、老朽化した構造物の改築・改修案件が増えており、さらに需要が高まっているそうです。安定経営が見込める企業だけに、腰を据えて働くのにぴったりの職場だと思いました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい「あの建設に関わったんだ」といえる仕事ができるのが同社の設計職です。空港やテーマパークといった大勢から認知される施設に加え、地域を守る防波堤や防潮堤なども手がけます。それらの建設に関するニュースがメディアで取り上げられることも多く、自分が設計に携わった施設をテレビなどで見ることも少なくありません。影響力の大きな案件に関わるやりがいがあるでしょう。
厳しさ同社が設計する海洋構造物は、施設や人々の命を守るもの。特殊な知識はもちろんのこと、その知識を活かした正確な設計・解析作業が求められます。ゆえに、最初の1~2年は簡単な図面修正などがメイン業務。1人で案件を担当するまでに5~10年という年月がかかります。下積み期間の長さに「いつになったらアシスタント業務を卒業できるのか…」と悩むシーンもあるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人設計や解析では、細かい計算や確認作業などが多くあります。そのため、ものごとにコツコツ取り組める方におすすめです。長期的なスパンで専門スキルを身につけていくため、継続的な努力ができる方、粘り強く学んでいける方にも向いています。
向いていない人案件規模の大きさから、設計時のミスが大きな被害につながる可能性もあります。それだけに、慎重な作業を心がけられない方には向いていません。入社後は学ぶことが多くありますので、向上心を持って働けない方も活躍するのは難しいでしょう。