取材から受けた会社の印象
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト設計の豪邸「ヨドコウ迎賓館」。“引越し魔”として知られる文豪・谷崎潤一郎が、7年も過ごした邸宅「倚松庵(いしょうあん)」。国登録有形文化財の教会「芦屋仏教会館」。
──少し歩けば名建築に出会う街、芦屋・神戸。この地は明治から文化人や実業家が多く移り住み、「阪神間モダニズム」と呼ばれるハイカラな文化が生まれました。一方、阪神大震災で多数の名建築が消失。代表の山野さんは、それに危機感を持ち、風景の存続に取り組み続けています。
建築家でもある山野さんが、自社設計ではなく、名建築家の「施工請負」に事業の軸足を置くのは、より良い風景を遺したいという想いから。名建築家には、頼れる施工者が足りないという考えで、同社が建築家の意図を汲んだ施工を行なう“受け皿”として活動を実施しているそう。事業に懸ける想いの詳細は「トップメッセージ」でも紹介しています。ぜひご覧ください。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい▼日々多彩な技術やクリエイティビティに触れ、刺激を受けられること。
有名建築家と協働するプロジェクトが多いため、非常に日々刺激を感じるそう。例えば共有を受ける設計図1枚をとっても、各部位の素材や仕上げ方法など、建築家の独創的なビジョンが描かれており、完成形を想像するだけでも毎回胸が高鳴るのだとか。業界内でも注目度の高い案件が多いからこそ、竣工後は自分の携わった住宅が建築専門誌の表紙を飾ることも。「担当:〇〇」と名前も載るため、非常に達成感を味わえます。
また同社では、木造・RC造・S造と、それぞれ異なる施工技術や使用材料、設計方法が要求される構造に対応。日々の業務を通じて、幅広い技術知識を取得できること、顧客の要望に応じた最適な提案ができるようになることにやりがいを感じるでしょう。
有名建築家と協働するプロジェクトが多いため、非常に日々刺激を感じるそう。例えば共有を受ける設計図1枚をとっても、各部位の素材や仕上げ方法など、建築家の独創的なビジョンが描かれており、完成形を想像するだけでも毎回胸が高鳴るのだとか。業界内でも注目度の高い案件が多いからこそ、竣工後は自分の携わった住宅が建築専門誌の表紙を飾ることも。「担当:〇〇」と名前も載るため、非常に達成感を味わえます。
また同社では、木造・RC造・S造と、それぞれ異なる施工技術や使用材料、設計方法が要求される構造に対応。日々の業務を通じて、幅広い技術知識を取得できること、顧客の要望に応じた最適な提案ができるようになることにやりがいを感じるでしょう。
厳しさ▼建築家との仕事は、非常に調整力も求められます。
建築家はアーティスト的側面も持ち合わせる存在。自身の設計へのこだわりの強さから、突然意見の変更が発生することも。時には施工途中で「壁面の仕上げを違う資材に変更したい」など突如仕様やデザインの変更が入ることもあります。その際は急遽新しい資材を調達したり、施工方法・現場作業の手順を変更したりなど急な対応が必要となり、スケジュールや予算の修正を余儀なくされることもあるそう。
また建築家との打ち合わせはオンラインが中心。各工程で回数を重ねますが、建築家本人ではなく担当者がフロントに立つケースも多く、さらにオンラインゆえに現場を直接見てやり取りができない分、お互いの意思疎通が難航したり、意見が対立したりしてしまうことも。一般的な建築プロジェクトよりも、より各方面への調整力が要求されることに苦労するでしょう。
建築家はアーティスト的側面も持ち合わせる存在。自身の設計へのこだわりの強さから、突然意見の変更が発生することも。時には施工途中で「壁面の仕上げを違う資材に変更したい」など突如仕様やデザインの変更が入ることもあります。その際は急遽新しい資材を調達したり、施工方法・現場作業の手順を変更したりなど急な対応が必要となり、スケジュールや予算の修正を余儀なくされることもあるそう。
また建築家との打ち合わせはオンラインが中心。各工程で回数を重ねますが、建築家本人ではなく担当者がフロントに立つケースも多く、さらにオンラインゆえに現場を直接見てやり取りができない分、お互いの意思疎通が難航したり、意見が対立したりしてしまうことも。一般的な建築プロジェクトよりも、より各方面への調整力が要求されることに苦労するでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人▼好奇心旺盛で建築が本当に好きな方
有名建築家設計の意匠を凝らしたデザインが多く、かつ億単位の規模の大きい住宅建築を担うため、次々に新しい現場に直面します。新しいことにワクワクしながら取り組める方は向いています。
▼関係者と丁寧なコミュニケーションを取れる方
高い精度が必要となる施工や、特殊工法なども多いため、職人との丁寧な意思疎通が不可欠。丁寧な連携が取れる方に向いています。
有名建築家設計の意匠を凝らしたデザインが多く、かつ億単位の規模の大きい住宅建築を担うため、次々に新しい現場に直面します。新しいことにワクワクしながら取り組める方は向いています。
▼関係者と丁寧なコミュニケーションを取れる方
高い精度が必要となる施工や、特殊工法なども多いため、職人との丁寧な意思疎通が不可欠。丁寧な連携が取れる方に向いています。
向いていない人▼臨機応変な対応に苦手意識が強い方
急な仕様変更やデザインの再検討など、決定事項が突発的に変更となることも多いです。事前に決まった計画通りにしか物事を進められない方、臨機応変な対応ができない方には不向きです。
急な仕様変更やデザインの再検討など、決定事項が突発的に変更となることも多いです。事前に決まった計画通りにしか物事を進められない方、臨機応変な対応ができない方には不向きです。