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取材から受けた会社の印象
高齢化社会はこれからも進みます。今回募集するフラワークリエイターは社会に必要不可欠な仕事であることは間違いありません。また、葬儀を運営する大手企業と直接取引をしており、今後も同社の役割は増すばかりです。
会社としての強みを加えてお伝えするなら、花にまつわる様々な事業を展開している点です。花を販売する店舗も運営しており、個人の常連様もたくさんいます。中には「私のお葬式では千正園さんに花を飾ってほしい」と話す方もいらっしゃるそうです。葬儀用の生花以外の事業も地域にしっかり根付いており、企業としての強さが垣間見えたエピソードでもありました。
一朝一夕で独り立ちできる仕事ではないですが、「技術を身に付ける」「腰を据えて長きに亘り働ける」環境は働く上で重要なポイント。地域密着型の経営で安定した業績を残し続けている同社は、その条件を満たしている企業ではないでしょうか。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい故人とのお別れを飾る機会は一度きり。「自身が手がけた花を全て並べ、祭壇を完成させることができた時の満足感は格別」とのことです。また、実際に葬儀を行なう場所に花を運び、ご遺族が見ている中で仕事を進めることもあるそう。「家内は真っ赤なバラが好きだったから、きっと今頃喜んでいると思います。ありがとう」「綺麗な花ですね。少し気持ちが落ち着いてきました」といった声をかけていただくこともあるそうです。自分の仕事の意義ややりがい、そして誇りを肌で感じられる瞬間だと仰っていました。
厳しさ葬儀の時間は決まっており、お通夜の前には必ず生花を運ぶ必要があります。例えば、雪の日に渋滞に巻き込まれてしまい、時間ギリギリで会場入りするといったトラブルもあり得ます。そういった場合での立ち居振る舞いなどにも、細心の注意が求められます。また、タイトなスケジュールの中でも、慎重に作業を進めなければ、花が折れてしまい、余計な交換作業が発生してしまいます。丁寧さとスピードという相反するスキルを求められるのが大変な点です。加えて、花と水で満たされたバケツは相当な重さだとか。繊細な仕事である一方で力仕事も多いので、体力的な負担も慣れるまでは大きいかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人「細かい作業が好き」「丁寧に仕事をするのが得意」という方に向いているそうです。その理由を質問したら「故人との最期の別れを飾る仕事になり、一つひとつ、丁寧に進める姿勢が大切になるから」とのこと。また、これからの社会で求められる仕事になるので「職人のような技術を習得して、誇れる仕事をしたい」という方にも合っているそうです。
向いていない人力仕事や体を動かす仕事をしたくない方には向いていないそうです。理由を伺ったところ「花を活けるために使うスポンジは水を十分に含んでおり、かなり重たくなります。それらを運ぶのも仕事のひとつです」ということでした。