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取材から受けた会社の印象
公共工事とは違って、マンションなどの一般建築物の需要は、景気の影響や市場の動向に左右されるのが一般的。ところが、同社の場合は常に一定以上の案件があり、業績は安定して維持しています。その理由は、同じ取引先からのリピート率が非常に高い点にありました。
同社が大切にしていることの1つが、顧客の要望に忠実であること。きめ細かく顧客と話し合い、オーダー通りに仕上げることで信頼を得ています。もう1つの特徴が、施工観点からさまざまな提案を盛り込んでいること。「この仕様のほうが強度が高くなる」「こちらの材料のほうが腐食にも強い」といった提案によって、品質や機能性を高めながらコストを抑えた施工を行なっています。下請けに任せきりにせず、自社による現場管理を徹底している点も強みの1つ。
こうした対応が顧客からの信頼につながり、常に案件が寄せられている同社。安心して長く働けそうだと感じました。
この仕事のやりがい＆厳しさ
やりがい1つの現場での仕事が無事に終わった瞬間に、大きな達成感とやりがいが得られる仕事です。何ヵ月もの工期をかけて、何十人もの職人や施工スタッフの方々の手によって、1つの物件が作られていきます。安全に、工期通りに、予算をしっかりと守った上で品質に優れた物件ができるかどうかは、すべて施工管理の手腕にかかっていると言えるでしょう。数億円のお金、多くの人員を動かしていく仕事だからこそ、スケールの大きなやりがいが得られます。
厳しさ常に考え続けなければならない仕事です。時には、天候によって工期が左右されることもあり、もともとの予定通りには工事が進まなくなってしまうことも。そんな中でも、どこで遅れを巻き返せるかを考えながら対応していかなければなりません。もちろん、難しい判断は所長が一緒に考えていきますが、一緒に自分自身も頭を絞って考えないと、成長は見込めないでしょう。
この仕事の向き＆不向き
向いている人施工現場では、実に多くの職人や施工スタッフの方々が仕事をされています。また、将来的にはマンションの建設を企画する不動産会社の方や、設計事務所の方と打ち合わせをすることも。それだけに、多くの人と関わりながら仕事をしたい方に向いています。コミュニケーション力が非常に活かされる仕事なので、関係性の構築もうまくできる方が活躍できるでしょう。
向いていない人自分の勝手な判断で物事を決めてしまう方には向きません。大きな建物を建てるには、いろんな人との調整や協力が不可欠です。状況をきちんと報告、説明して適切な判断が下せるように、周囲の人を巻き込みながら仕事を進めていく能力が求められます。
