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取材から受けた会社の印象
パッケージ市場は年々微増を続けている業界です。世の流れとしても、『脱プラ』が主流となってきているため、同社の製品は今後さらに拡大していく見込みだそう。業績は右肩上がりで成長を続けており、今期においては過去最高益を記録されています。その理由についてさらに詳しく伺ってきました。
理由として挙がったのが「技術力」です。例えば、食品容器として使われている超極薄ダンボール。この容器の開発を業界に先駆けて行なったのが同社の「マイクロフルート」です。かさばらない上に加工がしやすく、強度も十分と、大手宅配ピザメーカーや大手ハンバーガーショップの容器に使用されていると教えていただきました。
「他社に真似されても真似しない」を企業理念に掲げる同社。業績好調の裏側には、同社の努力が見え隠れしていました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいお客様からの依頼に着実に応え、実績を積み重ねていく。その繰り返しで、少しずつお客様との信頼関係が築いていけることだと言います。入社して間もない頃は、お客様の言う通りの商材を準備し、納品することが中心になるそう。ただお客様との付き合いが深くなっていくと「次の新商品、高級感がコンセプトなんだけど、合いそうなパッケージってある?」と相談される機会も増えるのだとか。自社商品の中からいくつか候補を挙げ、「マット感の強いパッケージはいかがでしょう?」と提案できるようになると、より仕事が面白くなっていくとのこと。お客様から頼りにされているという実感を得られる点が、この仕事の醍醐味と言えそうですね。
厳しさ担当社数は1人50~70社ほどです。そのため、毎日複数社から問い合わせが寄せられるのは当たり前なんだとか。例えば、A社から「見積もり出して」と依頼が寄せられ、見積書作成に取り掛かろうとした瞬間、B社から「納期を早められない?」と相談を受け、次いでC社から「パッケージの進捗はどう?」と問い合わせが入り…という光景が同社では毎日のように見られるそう。複数の業務を進めつつも、製造は指示通りに行なわれるのでちょっとした行き違いやヌケモレがないように、正確な指示と慎重な作業、確認が必要です。
この仕事の向き&不向き
向いている人同社の取引先は、有名なお土産店や大手宅配ピザチェーン店など、名だたるメーカーばかり。数千万人の方が手にするようなパッケージを手がけることもあるそうです。「自分が関わったパッケージが、世の中で使われているやりがいを感じたい」「馴染みのあるモノづくりに関わりたい」という方にピッタリです。
向いていない人扱う商品は100種類を超えますから、空き時間に商品を覚えるなど勉強は欠かせません。自身の成長を意識して、自主的に学ぶ姿勢がない方には向いていません。