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取材から受けた会社の印象
同社が手がけるのは、住宅用換気部材などの製品。あまり馴染みがないかもしれませんが、実は屋根裏や壁にこもる熱気や湿気を放出し住宅の耐久性を守っています。また同社は、国内トップクラスシェアを誇る企業。住宅の3軒に1軒は同社の製品が使われています。
同社の強みは、確かな生産管理体制。自社工場で一貫生産し内製化率は99%。また、研究・開発・試験設備・製造・倉庫・受注機能を1ヶ所に集約しスピーディーな対応が叶っています。
また、幅広い製品ラインナップも強み。換気棟・屋根役物・壁役物一式を全て提供できるメーカーは、全国で数社のみ。お客様からすれば、複数の会社に受注する手間が省け、同社に一括で頼むことで住宅のデザインに統一感を出せるメリットが。こうした点が評価され、安定して依頼をいただいているとのことです。
特許43件・意匠47件を取得するなど質の高さも評価されている同社。ここでなら誇りを持って働けそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■試行錯誤して製品を完成し、お客様の力になれた喜び
お客様の声をヒントに製品が誕生することも多々あるそう。たとえば、工務店から「バルコニーの手すりが腐りやすく困っている」という悩みを聞いた、とある社員。そこでバルコニーの手すり壁の下に設置する「換気部材」を開発することにしました。まず課題を探ったところ、手すりの最上部に被せる部材「笠木」が原因だと判明。水平なため侵入した雨水が溜まり、下地の木材に浸透して腐朽を招いていました。
ヒアリングや現場に足を運び、打開策を考える中で、笠木の固定方法に問題があることを特定。当時は真上から釘を打つことが主流でしたが、それによって上部にある防水テープなどの防水層が損傷。釘の周辺にわずかな隙間が生じ、雨水が入ってしまっていたのです。そこで商品開発が”釘を横から打つ”という方法を考案。防水層を守り漏水を防げただけでなく、通気性も良くなるなど解決につながり、今では定番商品になったとのこと。お客様からも「これが欲しかったんです!」と喜びの声をいただき、言葉にならないほど嬉しかったそう。試行錯誤し製品を開発することで、お客様の力になれる喜びを感じられるとのことでした。
お客様の声をヒントに製品が誕生することも多々あるそう。たとえば、工務店から「バルコニーの手すりが腐りやすく困っている」という悩みを聞いた、とある社員。そこでバルコニーの手すり壁の下に設置する「換気部材」を開発することにしました。まず課題を探ったところ、手すりの最上部に被せる部材「笠木」が原因だと判明。水平なため侵入した雨水が溜まり、下地の木材に浸透して腐朽を招いていました。
ヒアリングや現場に足を運び、打開策を考える中で、笠木の固定方法に問題があることを特定。当時は真上から釘を打つことが主流でしたが、それによって上部にある防水テープなどの防水層が損傷。釘の周辺にわずかな隙間が生じ、雨水が入ってしまっていたのです。そこで商品開発が”釘を横から打つ”という方法を考案。防水層を守り漏水を防げただけでなく、通気性も良くなるなど解決につながり、今では定番商品になったとのこと。お客様からも「これが欲しかったんです!」と喜びの声をいただき、言葉にならないほど嬉しかったそう。試行錯誤し製品を開発することで、お客様の力になれる喜びを感じられるとのことでした。
厳しさ■理想の製品が誕生するまで、取り組み続ける大変さ
未だない製品を生み出すともなると、苦労は避けて通れません。たとえば、住宅の屋上やバルコニーなどの手すり壁用の換気部材。防水性と通気性を両立させなければなりませんが、防水性を重視すれば通気性が低下し、通気性を重視すれば漏水のリスクが上がるなど両立が難しいそう。この製品を完成させるまでに、2年~3年ほどかかったと言います。
数十回もトライ&エラーを繰り返しても、思うような性能が出なかったときは、心が折れそうなほど辛かったとのこと。理想の製品を作る中で、形になるまでには数々の苦労があることは理解しなければなりません。
未だない製品を生み出すともなると、苦労は避けて通れません。たとえば、住宅の屋上やバルコニーなどの手すり壁用の換気部材。防水性と通気性を両立させなければなりませんが、防水性を重視すれば通気性が低下し、通気性を重視すれば漏水のリスクが上がるなど両立が難しいそう。この製品を完成させるまでに、2年~3年ほどかかったと言います。
数十回もトライ&エラーを繰り返しても、思うような性能が出なかったときは、心が折れそうなほど辛かったとのこと。理想の製品を作る中で、形になるまでには数々の苦労があることは理解しなければなりません。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎突き詰めることが好きな方
基本は1人で開発。「こんな製品があればいいのに…」というアイデアをもとに、試行錯誤を繰り返します。仮説立てて考えたり、失敗から改善策を見つけたりと粘り続けることが好きな方は向いています。
基本は1人で開発。「こんな製品があればいいのに…」というアイデアをもとに、試行錯誤を繰り返します。仮説立てて考えたり、失敗から改善策を見つけたりと粘り続けることが好きな方は向いています。
向いていない人△知識を学び続けられない方
お客様の要望に応えるだけではなく、自分起点で開発を行なう仕事。住宅業界のトレンドや換気・通気部材のニーズを知ろうとしない方は、アイデアを出すことに苦戦し、活躍が難しいでしょう。
お客様の要望に応えるだけではなく、自分起点で開発を行なう仕事。住宅業界のトレンドや換気・通気部材のニーズを知ろうとしない方は、アイデアを出すことに苦戦し、活躍が難しいでしょう。