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取材から受けた会社の印象
取材した先輩社員いわく、「代表はモノづくりに並々ならぬプライドをお持ちの方」なのだとか。なんでも、職人歴は20年以上。技術を後世に残したいという思いで同社を立ち上げ、経営しているそうです。
なかでも、印象的だったのはハサミの製造をしたという事例。メンテナンスがメインではあるものの、時にはイチから特注で依頼が入ることもあるそうです。人気美容師から受けたのは、「刃が交差するところのネジ部分に、ツバメを装飾したい」という依頼。カットの邪魔にならないよう調整して削りながら、ハサミにツバメを宿らせました。
こうした難しい依頼にまで応えられるのは、同社が持つ技術の為せる技。理美容師の間でもクチコミで話題となり、紹介で依頼をいただくことも多いといいます。海外のランキングサイトに掲載され、海を越えた依頼も増えているのだとか。同社であれば、職人として思う存分技術を磨くことができそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■お客様から直に反応をいただけます。
理美容師が直接ハサミを持ってこられたり、お店で打ち合わせしたりと、刃物職人がお客様とやりとりする機会が豊富にあります。お客様と一緒に作っていくからこそ、完成後などに「まさにイメージ通り!さすがです」と嬉しい言葉を直接いただけることも少なくありません。また発売した後は、理美容師のSNSなどで商品を見かけることもあるそうです。フォロワーの方々からの反響を確認できるのも、同社の刃物職人ならではの魅力とのお話でした。
■日々感覚を磨く面白さがあります。
依頼をいただくハサミは、一つとして同じものはありません。理美容師の癖によって消耗の仕方が異なります。例えば、交わる部分が消耗していることから押し切りをしているのではないか。ネジの緩みが顕著なのは切る速度が速いのではないか。そんなことを考えながら、最適なハサミへと調整していくことが求められます。日々の仕事を通じてそうした感覚を身につけていける面白さを実感できるといいます。
■理美容師の役に立てる仕事です。
理美容師の中には、ハサミが手に馴染まず腱鞘炎になってしまったり、ハサミを握った形のまま指が固まったりしている方もいらっしゃいます。そんな方々に対してオーダーメイドなハサミを提供することで、手に負担をかけずにカットできるようになるのだとか。理美容師の方々から「◎◎さんがメンテナンスしたハサミしか使えない」といった言葉をいただいた時は、お客様の役に立っているという実感を得ることができるでしょう。
理美容師が直接ハサミを持ってこられたり、お店で打ち合わせしたりと、刃物職人がお客様とやりとりする機会が豊富にあります。お客様と一緒に作っていくからこそ、完成後などに「まさにイメージ通り!さすがです」と嬉しい言葉を直接いただけることも少なくありません。また発売した後は、理美容師のSNSなどで商品を見かけることもあるそうです。フォロワーの方々からの反響を確認できるのも、同社の刃物職人ならではの魅力とのお話でした。
■日々感覚を磨く面白さがあります。
依頼をいただくハサミは、一つとして同じものはありません。理美容師の癖によって消耗の仕方が異なります。例えば、交わる部分が消耗していることから押し切りをしているのではないか。ネジの緩みが顕著なのは切る速度が速いのではないか。そんなことを考えながら、最適なハサミへと調整していくことが求められます。日々の仕事を通じてそうした感覚を身につけていける面白さを実感できるといいます。
■理美容師の役に立てる仕事です。
理美容師の中には、ハサミが手に馴染まず腱鞘炎になってしまったり、ハサミを握った形のまま指が固まったりしている方もいらっしゃいます。そんな方々に対してオーダーメイドなハサミを提供することで、手に負担をかけずにカットできるようになるのだとか。理美容師の方々から「◎◎さんがメンテナンスしたハサミしか使えない」といった言葉をいただいた時は、お客様の役に立っているという実感を得ることができるでしょう。
厳しさ■一朝一夕で身につく技術ではありません。
理美容師の癖にあったメンテナンス方法や削り方の判断を行なうには、修行を積む必要があります。まずは均一に刃を削る練習からスタートして、先輩の刃を真似をする既製品づくりに挑戦。理美容師のハサミを扱うようになるまで、刃を削り、均一にしていく日々を繰り返すことになるので、なかなかお客様のハサミを担当できないもどかしさを感じることもあるかもしれません。
理美容師の癖にあったメンテナンス方法や削り方の判断を行なうには、修行を積む必要があります。まずは均一に刃を削る練習からスタートして、先輩の刃を真似をする既製品づくりに挑戦。理美容師のハサミを扱うようになるまで、刃を削り、均一にしていく日々を繰り返すことになるので、なかなかお客様のハサミを担当できないもどかしさを感じることもあるかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人■刃物職人になりたいという想いを持てる方
職人という仕事柄、どれだけ「技を磨きたい」という思いで、継続的にトレーニングを積めるかが大切となります。そのため、向上心を持っている方であれば、立派な刃物職人を目指していただけるはずです。
職人という仕事柄、どれだけ「技を磨きたい」という思いで、継続的にトレーニングを積めるかが大切となります。そのため、向上心を持っている方であれば、立派な刃物職人を目指していただけるはずです。
向いていない人■積極的に意見を聞けない人
ハサミをイチから作る案件は稀な事例。入社後3年ほどは与えられた簡単な作業を行いますが、日々その後の複雑な工程をお任せする基礎を身につけられないといけません。日ごろから現在出来ていないポイントを積極的にフィードバックしてもらう姿勢がないと厳しいでしょう。
ハサミをイチから作る案件は稀な事例。入社後3年ほどは与えられた簡単な作業を行いますが、日々その後の複雑な工程をお任せする基礎を身につけられないといけません。日ごろから現在出来ていないポイントを積極的にフィードバックしてもらう姿勢がないと厳しいでしょう。