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取材から受けた会社の印象
ECサイトで商品を購入する理由を聞かれて「低価格で購入できるから」と答える方も多いのではないでしょうか。酒蔵の中にはそうした印象を持たれている方々も多いようで、社長も「力を注いでつくった商品を激安価格で売られたくない、という言葉をいただくこともあるんです」とおっしゃっていました。とはいえ、お酒の専門店『ファースト』では酒蔵から特別に仕入れを許されている商品を複数取り扱っています。この点についてお聞きしたところ「うちはとにかく安くというスタンスではないですし、それぞれのお酒が持つ魅力を商品ページに記載して販売しています。なので御社のところなら…と取引させていただけるケースも多いのです」と話されていました。ちなみに、社長の実家はお酒の販売店を営んでいたそうです。そうした環境で培ってきた酒蔵への理解の深さなども、同社が仕入先から信頼される理由となっているのでしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいスマートフォンなどで手軽に注文できるのがECサイトの特徴です。パパッと注文できる反面、熨斗(のし)紙に書く名前の欄をお届け先の名前にしていたり、指定日配送が必要そうな注文なのに指定日がなかったり。ちょっとした注文ミスが意外と多いそう。こうしたミスを注文内容から推察し、確認を取っていくのが同社の運営スタッフならではの働き方。お客さまも電話がかかってくるとは思わないため「急な連絡でびっくりしましたが、すごく助かりました。ありがとうございます」といった言葉をいただけるそうです。実際、納品したお客さまから感謝の手紙やメールが届くことも珍しくないとか。血の通ったサービスを提供し、相手に喜んでもらえるやりがいが感じられるでしょう。
厳しさ注文数は時期や日により大きく変動します。お酒は商品属性として“重たい”という特徴があります。たとえば、350ml缶のビールが24本入った段ボールの場合。1ケースの重さはおよそ8.5kg。500ml缶のものだと約12kgになります。オフィス内の倉庫で作業するため持ち運びの距離は短いですが、重たい商品を持ち上げたり、おろしたりといった回数が数十回ある仕事です。
この仕事の向き&不向き
向いている人注文者やお届け先の名前、商品内容、注文時期などをチェックし、ときには推測してお客さまに注文内容のご確認をするのが同社の運営スタッフです。お客さま目線のサービスを手がけたい方、人に喜ばれる仕事がしたい方に向いています。
向いていない人商品ページの作成ではお酒のPR文などを考えます。たとえ興味のないジャンルのお酒だったとしても、商品知識をつけていく努力が欠かせません。学ぶ意欲が持てない方や知識習得への取り組みができない方は活躍するのが難しいでしょう。