取材から受けた会社の印象
今回の取材では、社長の淺野さんと社員の方々にお話を伺いました。社員の方いわく「社長は親分肌でちょっとコワモテだけど、ツンデレなだけで実はすごく優しいんです」とのこと。同社が大切にしている「商人(あきんど)」のプライドを体現したような方で、皆さん頼りにされているのだそうです。従業員数30名という少数精鋭の組織だからこそ、メンバー同士の協力体制もバツグン。「ちょっと古いけど、“人情” や “あったかさ”のある職場だよ」とお話されていたのが印象的でした。
今回は経験を問わない採用であり、仕事への意欲や真面目さを重視したいといいます。「最初から全部カンペキにできなくても良いから、コツコツ学んでいってもらいたい」とのこと。事務デビューにぴったりな、アットホームな環境だと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい「こっちの作業と一緒に対応してしまおう」「先回りして営業に確認しておこう」など、少しずつ自分で効率の良い仕事の進め方を判断できるようになるとのこと。仕事に慣れると自然と対応のスピードも上がるため、1つの業務にかかる時間が短縮できたときには、自分の成長を実感できるそうです。また、売り場とオフィスが直結しているため、売り場でお客様に野菜や果物を販売していた営業から、「すぐに対応してくれて助かった!」「いつもありがとう!」と頻繁に声をかけられるのだとか。現場と連携しながら貢献していることを感じられるといいます。
厳しさもしシステムに誤った情報を打ち込んでしまうと、間違った商品が発注されたり、請求額が変わってしまったりします。数字やデータは緊張感を持って扱わなければ、社内外に迷惑をかけかねません。また、次から次へと業務が舞い込んだ際には、決められた時間までに対応できるよう、テキパキと仕事を進める必要があります。正確さを維持しながらスピード感を持って対応しなければならない点は、この仕事の難しいところだとのことでした。
この仕事の向き&不向き
向いている人伝票や請求書、見積書など、パソコンを使って入力し、書類を作成する業務が中心です。コツコツと地道に手を動かすことが得意なタイプの方は活躍できるでしょう。また、書類作成以外に、お客様からの電話にも対応します。たとえお互いに顔が見えていない状況でも、明るく感じの良い受け答えを意識できる方に向いているでしょう。
向いていない人数字を扱う仕事のため、ミスは許されません。例えば入力する数字を1桁間違えてしまうと、それだけでお客様に迷惑をかけたり、場合によっては会社に大損害を与えることになります。「細かい事務作業が苦手」という方や、「分からないことがあっても確認せず、なんとなくで進めてしまう」という方では務まらないでしょう。