取材から受けた会社の印象
今から30~40年ほど前、札幌市にはIT関係の起業が多かったといいます。なかでも、2000年をピークに北海道大学の学生たちが多くの起業を実現。しかし、バブル崩壊や銀行の破綻など、経済的な問題で起業の流れが止まってしまいました。その名残で、札幌市にはIT技術に強い団体や企業が多いのだとか。そうした組織に声をかけて、協力体制を作っていくことで再びスタートアップを巻き起こしていこうと考えているそうです。
新しいことを始めるにあたって気になるのは「意見を出しにくいのではないか」ということ。市役所は保守的なイメージがあるからこそ、意見も受け入れられにくいのではないかと考えました。しかし、取材ではむしろ「民間視点での新しいアイデアがほしい」という回答が。一緒に仕事を進めるメンバーがいわゆる「お役所仕事」とは無縁な雰囲気だからこそ、今回入社される方も自由度高く取り組んでいけそうだと感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■一大プロジェクトの第一人者になれます。
スタートアップ企業を支援することで、北海道で起業をしやすくなるエコシステムを構築。スタートアップ企業が増加すれば「北海道に行けば面白いことができる」という環境にすることができるので、北海道の人口減少に歯止めをかけることにもつながります。ゴールが大きいからこそ、第一人者としてプロジェクトを創出していくスケールの大きさを味わえるでしょう。
■貴重な経験を積むことができます。
スタートアップ企業支援の協力体制を作るために、大手企業のトップや投資家の方々と話す機会が多くあります。また、世の中を変える技術を持っている企業や、海外のスタートアップ拠点から「一緒に何か取り組みませんか」と声がかかることも珍しくないのだとか。最長5年の任期を満了したとしても、同プロジェクトで作ったつながりや経験は残ります。自分の未来につながる貴重な経験を積めるのも、大きな魅力です。
■プロジェクトの達成感はひとしおです。
今回手がけるミッションの一つに「物理的なスタートアップ拠点をつくる」というものがあります。これは、札幌市にスタートアップ関係者が集まる場を作るということ。札幌市に行けば、起業に役立つイベントが日常的に行なわれていたり、支援をしてくれる人に会えたりする場を作ることで、スタートアップ企業がチャレンジしやすい街にしていく構想があるそう。プロジェクトの規模が大きいからこそ、実現した時の嬉しさはひとしおです。
スタートアップ企業を支援することで、北海道で起業をしやすくなるエコシステムを構築。スタートアップ企業が増加すれば「北海道に行けば面白いことができる」という環境にすることができるので、北海道の人口減少に歯止めをかけることにもつながります。ゴールが大きいからこそ、第一人者としてプロジェクトを創出していくスケールの大きさを味わえるでしょう。
■貴重な経験を積むことができます。
スタートアップ企業支援の協力体制を作るために、大手企業のトップや投資家の方々と話す機会が多くあります。また、世の中を変える技術を持っている企業や、海外のスタートアップ拠点から「一緒に何か取り組みませんか」と声がかかることも珍しくないのだとか。最長5年の任期を満了したとしても、同プロジェクトで作ったつながりや経験は残ります。自分の未来につながる貴重な経験を積めるのも、大きな魅力です。
■プロジェクトの達成感はひとしおです。
今回手がけるミッションの一つに「物理的なスタートアップ拠点をつくる」というものがあります。これは、札幌市にスタートアップ関係者が集まる場を作るということ。札幌市に行けば、起業に役立つイベントが日常的に行なわれていたり、支援をしてくれる人に会えたりする場を作ることで、スタートアップ企業がチャレンジしやすい街にしていく構想があるそう。プロジェクトの規模が大きいからこそ、実現した時の嬉しさはひとしおです。
厳しさ■ミッションの達成は一筋縄ではいきません。
何か新しいことを始めたり、前例のないことにチャレンジする時は毎回市役所内での合意を得る必要があります。というのも、使用するのは市民の大切な税金。無駄にしてはいけないという共通認識があるので、本当に効果的な使い道なのかの判断は常に慎重に行なわれるそうです。予算を得るためには、財政部局や政策部局など他部署の職員から説明を求められることも多いので、毎回「なぜスタートアップ企業が地域に必要なのか」という根本の部分から話をしたり、資金を使うことでどうなるのかを丁寧に説明する大変さがあるそうです。また、市役所内で合意を得るためには、民間企業では考えられないほど多くの関係者を調整する必要もあります。スタートアップ企業の支援はスピードが重要なので、前に進まないプロジェクトにやきもきすることもあるといいます。
何か新しいことを始めたり、前例のないことにチャレンジする時は毎回市役所内での合意を得る必要があります。というのも、使用するのは市民の大切な税金。無駄にしてはいけないという共通認識があるので、本当に効果的な使い道なのかの判断は常に慎重に行なわれるそうです。予算を得るためには、財政部局や政策部局など他部署の職員から説明を求められることも多いので、毎回「なぜスタートアップ企業が地域に必要なのか」という根本の部分から話をしたり、資金を使うことでどうなるのかを丁寧に説明する大変さがあるそうです。また、市役所内で合意を得るためには、民間企業では考えられないほど多くの関係者を調整する必要もあります。スタートアップ企業の支援はスピードが重要なので、前に進まないプロジェクトにやきもきすることもあるといいます。
この仕事の向き&不向き
向いている人■楽しみながら新しいことにチャレンジできる方
北海道という大きな舞台で、社会の課題と向き合うミッションの大きい仕事です。多くの人を巻き込みながらプロジェクトを進めるので、新しいことに物怖じしない方、行政内部での細かな調整にも積極的に取り組める方は活躍できます。もし、行政の仕組みなどで戸惑うことがあれば、チームのメンバーがフォローしてくれます。そのため、前向きな気持ちで頑張れる方にも向いています。
北海道という大きな舞台で、社会の課題と向き合うミッションの大きい仕事です。多くの人を巻き込みながらプロジェクトを進めるので、新しいことに物怖じしない方、行政内部での細かな調整にも積極的に取り組める方は活躍できます。もし、行政の仕組みなどで戸惑うことがあれば、チームのメンバーがフォローしてくれます。そのため、前向きな気持ちで頑張れる方にも向いています。
向いていない人■プロジェクトの提案を楽しめない方
ボトムアップで事業を立案するために、多くの人に説明をしたり、時間をかけて承認を得たりします。ミッション遂行のためにどう承認をもらうか考えて、提案自体も楽しめる方でないと活躍は難しいでしょう。
ボトムアップで事業を立案するために、多くの人に説明をしたり、時間をかけて承認を得たりします。ミッション遂行のためにどう承認をもらうか考えて、提案自体も楽しめる方でないと活躍は難しいでしょう。