取材から受けた会社の印象
「ろくに現場を見ていない人間に評価される」「頑張っても給与が変わらない」…こういった声はIT業界では多いもの。顧客先での業務が中心となる以上、仕方がない面もありますが、やはり本社と現場が遠いのは好ましい状態とはいえません。代表の神戸さんも、前職で同様の状況に疑問を感じていたそうです。だからこそ、一体感がある会社を創るため、自ら頻繁に現場へ足を運び、社員の本音に耳を傾けているのだとか。
そのため、社員から相談を受けることも少なくありません。実際に、ベテラン社員から「お客様先に高圧的な方がいる」と相談された神戸さん。業務自体は続けたいとのことだったので、お客様と話してチームを変更してもらうことに。撤退する方が簡単だけど、本人の希望を優先するために環境を整える道を選んだそうです。
エンジニアにとことん寄り添ってくれる同社なら、きっと今回入社される方も大切にしてもらえるだろうと感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい社長や他のエンジニアとの距離の近さが同社の特徴です。情報共有も気兼ねなく行なえますし、キャリアやスキルに関する希望も出しやすいそう。中にはお休みを取りながらマネジメントスキルの研鑽に励む方もいらっしゃるのだと伺いました。エンジニアとしての「質」を、無理なく高めていける環境が整っている同社。自分の希望を叶えて、なりたかった自分になれる…というのは、さらなる成長を目指す上で大きなモチベーションにつながるでしょう。
厳しさ設立10年目かつ少数精鋭の同社では、研修などの社内体制が完璧に整備されているわけではありません。スキルやキャリアの希望については最大限考慮してもらえるものの、技術習得については自分の時間を使って努力することが必要です。新しいことにチャレンジするときは、通常業務+知識習得となりますので、自分の時間がなかなか取れず負担を感じることもあるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人「このフェーズにいきたいのに、希望が通らない…」「マネジメントをしたいがポジションがあかない…」といった状況に置かれている方におすすめです。特に「親しみやすい社長と一緒に働きたい」「希望を言いやすい環境がいい」といった方にとって、同社はピッタリ。社長の神戸さんは、日常的な雑談や懇親会などの場で伝えたこともふまえて、希望を最大限に叶えるように努力されています。
向いていない人個人の損得のみを重視するタイプの方は入社後にミスマッチを感じるかもしれません。同社はまだ設立10年目であり、「これから大きくなっていく」という段階。社員の方々も「一緒に組織を大きくしていこう」という意識をもっていますので、その社風に共感できない方はご活躍が難しいでしょう。