取材から受けた会社の印象
設立から50年以上経った今も、変わらず多くのお客様に求められ続けている同社。今回の取材では、なぜ同社にそのような安定基盤があるのかについてお話を伺うことができました。
同社の強みは、何と言っても取扱商品の多さです。食材を特化せず、鮭・ホタテ・イカ・いくらなど様々な商品を扱う同社。一般的に、旬のある食材は季節によって価格が変わります。しかし、同社では例えば春はホタテ、夏はいか、秋は鮭、冬は鱈といったように単一魚種の価格変動リスクを、複数の魚種を扱うことによって分散させることができるため、安定した経営を実現できているのです。また、自社で製造工場を持っているため、ニーズに合わせて柔軟に商品開発ができるのも強みの一つ。その対応力の高さも、大手スーパーやコンビニなどとの信頼関係につながっているのでしょう。
安定した売上と信頼を誇る同社でなら、安心してじっくり成長していけるのではないかと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいただ商品を提案するだけでなく、消費者ニーズをリサーチすることなどもあります。自分たちが考えたものが商品化し取引先に喜んでもらえた時や、その商品を口にした人が美味しいと言ってくれた時は、大変大きな達成感を得られるでしょう。また、扱う商品はスーパーやコンビニなどで売られる日常でよく目にするもの。家族や友人といった近い存在から「あれ美味しいね」と言ってもらえる機会も多く、そんな時はとてもうれしい気持ちになるそうです。
厳しさ担当先によっては、一度の受注成功で大きな売上を上げることができる一方、一度の失注で会社全体の売上を大きく下げてしまうこともあるのだとか。「数億円を動かす仕事である」というプレッシャーの大きさを、辛いと感じることもあるかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人同社の方々は、取引先となる問屋や自社の開発部門など、日々さまざまな人と関わり合って仕事をしています。そのため、自分の考えだけで物事を進めるのではなく周囲の人たちと連携し合って仕事ができる方に向いています。また、相手の考えやニーズを的確に理解し、そしてそれを他者に正確に説明できる方は活躍できるでしょう。
向いていない人基本的に、担当を任された後は1人で活動をするそうですが、だからと言って勝手な行動や考えをしてはいけません。ともに働く仲間に対し、報告・連絡・相談がきちんとできない方の活躍は、難しいでしょう。