取材から受けた会社の印象
製造業を手掛ける大手企業の広大な工場内では、そこから仕事を請け負っている複数の中小企業が、同じ敷地内で事業を展開していることが珍しくありません。今回の勤務地である中山製鋼所の工場においても、それは同じであるとのこと。
そんな中でも、募集企業の三好ロジテックは設立から68年、株式化する前を含めると101年の歴史を持っており、中山製鋼所からの信頼も厚いと言います。中でも、提供できる人材数が豊富であることから、運送事業などを丸ごと任されることもあるそう。今後もこの状況は続いていく見込みであり、仕事がなくなることはなさそうです。こうした環境も相まって、同社では勤続年数が10年以上という方が社員の約半数を占めるのだそう。100年以上続く安定した基盤を持つ企業ですから、腰を据えて働く社員の方が多いのにも納得です。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい勤務地となるのは、長きにわたって製鉄業を営んできた歴史ある企業の工場。作業スタッフの方々が溶かし・検査した鉄の数々は、「熱延鋼帯」と呼ばれる棒状に加工され、大手自動車メーカーの製造現場などで活躍するそう。実は、自動車のボディ部分を製造するためにも用いられています。一つひとつの作業はシンプルなものですが、自分たちの仕事がどこでどんな風に役立っているのかを分かったうえで仕事に取り組めるため、モチベーションも自然と上がるとのことです。
厳しさ溶解工程では、1500℃の熱で鉄を溶かしている鍋の前に立ち、鉄をかき混ぜたり、かき出したりする作業が日常的に発生します。常にその熱気を感じながらの作業となるそう。日常では目にすることもないような高温の鉄を扱うため、一つのミスや気の緩みも許されない仕事だと言えそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人社員の平均勤続年数が10年以上と、腰を据えて活躍できる環境です。今回は、経験や知識などを問わない募集ですから、じっくり将来を見据えて働ける環境をお探しの方、長く続けられる仕事にイチから挑戦してみたい方に向いています。
向いていない人鉄の“お湯”と呼ばれる高温の液体をかき混ぜたり別の型に移し替えたりといった作業が発生します。慎重に物事を進めるのが苦手な方、物を雑に扱ってしまう方には向いていません。