取材から受けた会社の印象
介護・福祉業界というと、その仕事内容から「ずっとニコニコしていて、人と話すことが大好きな人が活躍している」という印象はないでしょうか。取材者も似た印象を持っていましたが、同法人を訪れてそうではないことに驚きました。
「ウチのスタッフはいろんな人がいますよ」と採用担当の方。前職だけ見ても営業、フリーター、行政書士など多岐にわたります。さらにタイプも様々で、おしゃべり好きの方もいれば、寡黙な方もいます。どのスタッフさんも自分らしく活躍できるようにタイプにあわせてお仕事を割り振っているそうです。
例えば、コミュニケーションが得意な方には「会話を楽しみたい」「外に連れ出してほしい」という利用者様をお任せし、もくもくと作業をするのが好きな方は「静かに過ごしたい」「昼寝している間に家事を済ませてほしい」という利用者様を担当してもらうそうです。同法人でなら、どんなタイプの方もきっと活躍できると感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい一人ひとりに向き合うなかで信頼関係が深まり、ときには素敵な変化を見ることもできるお仕事です。例えば、自分の好きな曲をかけて仕事をしていたところ、利用者様に「またあの曲をかけて」とリクエストされ、「オススメの音楽」で会話に花が咲くことも。そこから利用者様の笑顔が増えていったときには、あたたかい気持ちになれるでしょう。
厳しさ必要な知識・スキルを身につけることに加え、利用者様一人ひとりのお人柄や特徴を覚えていくことが必要です。「〇〇さんは、濃いめのお茶が好き」「☆☆さんが集中されているときには話しかけない方が良い」など個性に応じた対応が求められます。
この仕事の向き&不向き
向いている人「技術はあとから身につければ良い」というのが同法人の考え。資格やスキルは入社後にイチから学べます。そのため、まずは、「人の意見や希望に耳を傾けられる」「思いやりを持って行動できる」「誰かを笑顔にするのが好き」といった方が活躍できます。
向いていない人人を相手にするお仕事ですから、最初は関係性がうまく築けなかったり相手の気持ちが読めなかったりすることも。「次はより良くしよう」と未来を見ることが必要です。スグ諦めてしまう方、悩みを解決しようとせず引きずってしまう方は向いていません。