取材から受けた会社の印象
取材をして印象的だったのが、働くママさん社員の話。シングルマザーの彼女が同社を選んだのは、社長の人柄に惹かれたからだとか。
当時受けていた仕事は夜や早朝の配送がメイン。小さな子どものいるママさんが働くには、なかなか難しい環境でした。何とかして彼女が働ける環境を作りたいと、「どういう働き方をしたいのか」という要望をいったん全て聞くことに。「昼間だけの勤務で、土日祝休み」というこれまでなかった配送ルートを、社長自らクライアントに交渉して実現したのです。
他にも、体力的ツラさで他社から転職してきた人がいた時も、希望の働き方を叶えられるようシフトを調整しましたし、「トラックの運転が不安」という人には、本人の不安がなくなるまで何度も隣に乗って指導したそうです。こうした温かい社長のもとだからこそ、長年続ける社員の方が多いのかもしれません。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいがんばった分だけ収入が増えるのは嬉しいとのこと。経験を積み資格を取得すれば、大型車での配送や、様々な配送会社の業務に携わることができるようになるそうです。もちろんその分は給与や手当に反映。稼いだお金でジェットスキーを購入して、休みの日には海で乗り回している25歳、入社2年半の若手ドライバーも。「慣れれば、良いことしかない仕事なんだよね」と笑いながら話されていたベテランドライバーの方もいらっしゃいました。
厳しさ業界トップクラスの運送会社から仕事を請けている同社。それだけにドライバーにも相応のマナーが求められます。窓枠に腕を掛けていた、高速道路で前の車を追い越した、といったことだけでも指摘を受けることがあるそう。その点には神経をつかうとのことでした。
この仕事の向き&不向き
向いている人これまでの経験や転職回数は一切関係なく、ゼロからドライバーを目指せます。「そろそろ腰をすえて、ひとつの会社で働きたい」という方にピッタリです。「ドライバーの仕事をムリなく続けていきたい」「稼ぎたい」という方にもオススメです。
向いていない人何よりもまず大切なのは、安全に荷物を届けることです。そのため「収入を増やしたくてついあせってしまう」といったせっかちな方は向いていないでしょう。