取材から受けた会社の印象
大手食品メーカーの人気カップうどん、大手電機メーカーの家電、大手ガス器具メーカーのコンロ…。これらの商品は、陽光堂が手がけるフレキソ印版からつくられた段ボールに梱包されて出荷されます。創業86年の実績もそうですが、同社が安定した経営を実現できている理由のひとつに、大手メーカー向け段ボールの印版をつくっていることがあげられるかもしれません。というのも、各メーカーからは毎シーズンのように新商品が発売され、新商品ができれば、必然的に新しいデザインの段ボールが必要となるからです。メーカーが新しい段ボールをつくるとなれば、段ボール製造会社は長年の実績がある同社に依頼。そのサイクルがずっと続いているのだそう。このお話を伺い、安定経営はこれからも長きにわたって続いていく。そう感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい陽光堂が手がけるフレキソ印版からつくられる段ボールは、有名なカップうどんや、掃除機や電子レンジといった家電、ガス器具などの梱包に使われています。たとえば、スーパーマーケットやコンビニで、その商品の段ボールを目にすることも、よくあるそうです。そんなときは、自分の仕事が世の中の役に立っていることを実感できるとおっしゃっていました。
厳しさ同社が手がけるフレキソ印版からは、とても多くの段ボールがつくられます。お客さまにデザインを確認いただいたうえで印版をつくり、納品しますが、ロゴが変形していたり、レイアウト位置がズレていたりしていることが段ボール製造後に発覚すれば、大問題。場合によっては、数百万円、数千万円の損害賠償につながる恐れもあります。
この仕事の向き&不向き
向いている人お客さまからいただくデザインに沿って、ロゴや文字、バーコードなどをレイアウトしていきます。とてもシンプルな仕事なので、地道な業務をコツコツすることが好きな人に向いています。
向いていない人シンプルな仕事ですが、レイアウト位置を間違えたりすることは許されません。慎重に作業することが苦手な人には向いていない仕事です。