取材から受けた会社の印象
取材でお話をお伺いしたところ、他の会計事務所で働いていた資格未取得の先輩社員も同事務所に入所し、資格を獲得した方が複数名いらっしゃり、中には、その後独立して自分の会計事務所を開業した方もいるといいます。資格取得のためのサポートとしては、たとえば専門学校に通学している場合、試験前の休みの取得や、通学日には定時で退社できるとのこと。また、社内で定期的に実施する研修会やセミナーを通して、専門知識やスキル、経営に関する考え方など幅広く学べる機会が豊富です。
高度な専門サービス業を担っているからこそ、クライアントから絶大な信頼をいただける専門能力と人間性を持ち合わせることが大事という同事務所。今の時代に会計事務所に求められるスキルを身につけ、将来的に独立することも可能です。士業に本気で取り組み、自身の市場価値を高めたい方に最適だと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい決算業務や税務申告といった机上での業務だけではなく、クライアントのパートナーとして財務面のコンサルティングができるところが魅力です。決算が近づいてから業績の良し悪しが分かったところで、できることはほとんどありません。クライアントの利益を最大化するためにも、同事務所は部門ごと・プロジェクトごとのキャッシュフローを月次で細かく管理して、都度改善点をアドバイスする管理会計を重視しています。そうしたコンサルティングを行なうことで、クライアントの事業発展や業績向上に寄与できる実感を得られるのだそう。税理士として自身のスキルを身につけて、社会に貢献していくやりがいがあるでしょう。
厳しさ会計処理や税務申告などは、ミスがあってはならない仕事です。税務処理に関してはほとんどのクライアントが契約を継続しますが、1回のミスが信用を失うことにつながりかねません。また、顧問コンサルティングの場合は、クライアントの期待に沿えなければ契約終了になってしまうことも多いのだと言います。単に机上の処理だけではなく、外部の目となり経営的な観点でお客様に向き合う姿勢が求められるとのことでした。
この仕事の向き&不向き
向いている人相続・事業承継等、より専門的な知識を有した税理士や会計士を目指している方、今後世の中に求められる高度なコンサルティングスキルを身につけたい方に向いています。資格を取得して、クライアントの事業成長や利益向上に向けて良き相談相手となり支援したい方、日本経済を支え社会に貢献したいといった想いをお持ちの方に最適な環境です。
向いていない人税務・会計の知識だけではなく、日々変化するクライアントの財務状況をキャッチアップして、経営面の継続的なアドバイスが求められます。そのため、常に学んでいくことができない方、向上心のない方には向いていません。