取材から受けた会社の印象
50年以上の歴史を持つ老舗メーカーとして、安定経営を続けてきた同社。事業のポイントを伺うと「取引先を分散させて、リスクヘッジをしている」というお話が。同社が製造した部品は、食品・農業・自動車・印刷をはじめとする、さまざまな業界で用いられています。そのため一部の業界が低迷しても、他の業界からは安定的に依頼が寄せられるそう。また、全国に販売代理店を持っているため、エリアごとに売上の変動があっても影響が少なく済みます。さらに「国内に工場を持っている点も強み」とのこと。競合企業は、海外工場がメインのところも多い中、ここは国内に自社工場を2拠点構えています。そのためお客様の要望にあわせて、スピーディーな製造を可能とし、信頼につなげているそう。実際に、リーマンショック発生時は売上が一時的に落ち込んだものの、それ以降の年はずっと増収増益を続けています。腰を据えて働くにはもってこいの職場といえるでしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいコツコツとスキルを磨いていく仕事だけに、自分の成長を実感するシーンが多くあります。例えば、今まで1時間かかっていた作業が、40分ほどでできるようになったとき。先輩に助けてもらわないとできなかった複雑な加工を1人で完結できたときなど。イチから技術力を磨いていく面白さのある仕事です。
厳しさ一人前になるためには、勉強が欠かせません。定期的に勉強会が開催されるとはいえ、それを業務できちんと活かせるかどうかは自分次第。家に帰ってから習ったことを復習するのはもちろん、宿題が出ることだってあります。自己研鑽は欠かせないので、その点は覚悟が必要です。
この仕事の向き&不向き
向いている人未経験からスキルを身につけることができます。イチから技術力を磨きたい方、一人前になるために、熱意を持って取り組める方に向いているでしょう。特に最初のうちは先輩社員に教わりながら覚えていくため、人とコミュニケーションを取るのが好きな方にも向いています。また、自分がどこまで理解しているのか、分からないことは何なのか、きちんと説明できる方は早期に活躍できるようになるでしょう。
向いていない人機械の操作方法を身につけるために、コツコツと取り組む必要があります。また新商品などもリリースされます。そのため、自ら学ぶ姿勢を持って取り組めない方、分からないことがあった時、周囲の人に質問するのが苦手な方には向きません。