取材から受けた会社の印象
大手半導体製造装置メーカーと取引をしている同社。同社以外にも、大手半導体製造装置メーカーからの依頼を受けて、半導体を洗浄する装置を組み立てている会社はあるそう。しかし、その会社とは、仕事のすみ分けができているのだとか。また、半導体製造装置は、半導体にできた膜を削る機械、半導体を乾燥させる機械など、細かく分野がわかれています。他の会社に仕事を奪われるという可能性も少ないため、長期的なニーズが見込めるでしょう。
実際の仕事は配線など手を動かすといった細かな仕事も多いそう。自動化できない仕事のため、AIなどに仕事が奪われるなどの心配もしばらくはなさそうです。半導体は、5G、自動運転、ケータイ、PC、人工衛星など、多くの場面で使用されるため今後もニーズが見込めます。そんな半導体を生み出す装置に関わる仕事なので、将来性を心配することはなさそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい「工具を思い通りに扱えるようになった」「配線が最初より早くなった」…といった具合に、1つ1つ自分のできることが増えていきます。スキルが身につけば、作業時間が短くなり、丁寧さも上がるもの。最初は“うまくできた”、と思っても、先輩が微調整をすることもあるでしょう。ですが、経験を積めば先輩のチェックに一発で合格できるようになります。ずっと同じ製品を担当することもあり、成長実感も湧きやすいそう。このようにスキルの向上を感じられたときは、嬉しくなるはずです。
厳しさ半導体はホコリ1つでも、品質に影響が出てしまいます。そのため、半導体製造装置の製造過程においても、清潔な環境が必要です。今回入社される方も、クリーンルームと呼ばれる場所にて作業をします。その際は写真にもあるように、専用の服や帽子、ゴーグルの着用が欠かせません。髪の毛やまつげが落ちてはいけないため、違和感があってもその場で安易に外すことも難しいそう。この点は頭に入れておく必要があります。
この仕事の向き&不向き
向いている人ものをつくる仕事なので、ものづくりが好きな方に向いています。また、じっくりと基礎から学ぶことができるため、スキルを着実に身につけていきたい方、丁寧に教えてもらえる環境で働きたい方に向いている仕事です。
向いていない人機械は1台を2~6人で組み立てており、そのなかでも2人一組で各業務を担当しています。協力して仕事を進めるため、チームワークを大事にできない方、1人だけで仕事を進めたい方には向いていません。