取材から受けた会社の印象
ネジ類全般や自動車部品などの製造を手掛け、創業74年の歴史を持つ同社。特殊技術を持つ総合ネジメーカーとして、幅広いニーズに合わせた高品質な製品づくりを行なっていることが特徴です。例えば、一般的には100mmを超えるネジの製造は難しいとされているそうですが、同社では175mmなどの長さにも対応できるのだとか。品質管理も徹底されており、信頼関係のもと70年以上取引している企業もあるそうです。
また同社は、大阪・愛知を中心に15社のモノづくり企業を傘下に持つハシダ技研工業株式会社のグループ会社でもあります。ハシダ技研工業は、高い技術力を持つ企業と資本提携を結びながら成長を続けており、また、人材不足などに悩む企業の再生も支援しています。
モノづくりの老舗企業としての実績と技術力、さらに、大手グループの一員という安定基盤を持つ同社でなら、腰を据えて働けると感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい機械をスムーズに調整できて、製品が完成したときにやりがいを感じられるそうです。製造自体は機械で自動的に行なわれますが、正しく加工されるよう、最初に機械を調整する必要があります。思い通りに調整できたときには、達成感を得られると同時に、自分の成長を実感できるとのこと。また、ネジの軸が金型の中心に来るようにいろいろと試行錯誤しながら調整していくため、単純作業ではなく、自分で考えながら行なうモノづくりの楽しさを味わえるそうです。
厳しさ製造の要とも言える機械の調整には経験とコツが必要となり、ベテランスタッフでも2時間は掛かります。新人の場合は慣れるまでさらに時間が掛かるため、最初のうちはなかなか上手くいかず、もどかしさを感じるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人年齢や社歴に関わらずチャンスがあり、キャリアアップを目指せる環境があります。そのため、モノづくりに対する意欲があり、向上心を持って取り組める方に向いています。
向いていない人試行錯誤しながら機械の調整を行なうなど地道な作業が多い仕事のため、コツコツと作業をすることが苦手な方には向きません。