取材から受けた会社の印象
取材では、2018年4月に転職してきたというトレーナーの女性にもお話を伺うことができました。前職は学校の先生だったそう。教える対象が子どもから大人になったことに不安などはなかったか伺ってみました。お話によると、「始めはやっぱり不安でしたし、限られた時間の中で研修に使う資料を作ったり、教材研究をしたりすることに難しさを感じました。ですが、トレーナーを育てるカリキュラムが充実していて、それを活用することで仕事の流れや研修のコツが身につきました。先輩も丁寧にフォローしてくれたので、今では効率よく仕事を進められるようになり、ON/OFFの切り替えも上手くできています。今後は研修テーマを広げ、トレーナーとしてより成長したい」とおっしゃっていました。先生方だけでなく、トレーナーを育てる仕組みも整っている同社でなら、早くスキルアップしていけそうだと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい同社のトレーナーは、いわば「先生の先生」です。トレーナーが持つ知識やノウハウを共有することで、先生たちの不安を払拭したり、成長を促したりすることができます。自分の仕事が、『学研教室』で活躍する先生たちの支援につながることが、何よりのやりがいになっているそう。研修会を受けた先生たちから、「開室が楽しみになりました」「不安が大きかったのですが、気持ちが楽になりました」といった声をかけていただけると、より強くやりがいを感じられるとのことでした。
厳しさトレーナーは、先生を教える先生としての立ち振る舞いを求められるそうで、普段から話し方や伝え方に気をつかうといいます。自信のない素振りや準備不足があると、トレーナーとしての信用を得ることができません。アンケートを介して、研修の内容について厳しいご指摘をいただくこともあるため、そうしたご指摘を糧に、研修の内容を日々ブラッシュアップしていかなければならない苦労があるとのことでした。また、ときには自分より年齢やキャリアが上の先生に研修を行なうこともあるため、慣れるまで気をつかうことも多いそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人『学研教室』の先生たちはもちろん、社内のメンバーとも教材について話し合うなど、いろいろな方とコミュニケーションをとりながら仕事をすることになります。そのため、様々な年代・立場の方と円滑にコミュニケーションをとれる方に向いています。
向いていない人教材研究を重ね、伝え方を工夫するなど、日々の努力が欠かせないそうです。そのため、新しいことを学ぶのが苦手な方は難しさを感じるかもしれません。また、教育への関心の高さが成長速度に関わることも多いため、教育に関心のない方には不向きです。