取材から受けた会社の印象
同社が運輸を手がけるのは「石膏ボード」という建設資材がメイン。石膏ボードでトップ級のシェアを持つメーカーと長年お取引を続け、全国28拠点に展開するほどに成長しています。
この石膏ボード、実は私たちの身の回りに必ずと言って存在するのもの。普段は壁紙やペンキに隠れていて気づきませんが、建物の壁や天井に最も多く使われている建設資材なのです。住宅・学校・ビル・ホテル・病院・空港…と、あらゆる建物に使われているため、ニーズは安定。運輸中の衝撃などで割れてしまうデリケートな資材であることもあり、長年にわたり確実・安全な配送を続けて信頼を築いている同社への依頼が絶えることもないそうです。
業績が安定しているからこそ、従業員への還元も積極的に行なう企業体力があります。福利厚生が充実している理由にも、納得できました。整備士の仕事では珍しく土日祝休みということもあり、長く腰をすえるのには絶好の環境だと感じます。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい同僚のドライバーたちが乗るトラックを整備するため、自分の仕事が誰に・どのように役に立っているのかを実感しながら働けることが嬉しいそうです。特に同社のような運輸会社にとって、トラックはなくてはならない商売道具と言えます。それだけに整備士の先輩方も「自分たちの仕事がこの営業所を支えている」という誇りを持って仕事をされているそうです。
厳しさ万が一「ドライバーが配達している途中でエンジントラブルが起きた」という事態になれば、自社のドライバーはもちろん、資材の到着を待っているお客様にも迷惑が掛かってしまいます。こうした事態が起これば、同社が長年築いてきた信頼にも傷をつけかねません。「常に万全の状態で整備されていることが当たり前」という世界なので、その点でプレッシャーを感じそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人土日祝休み、残業ほぼなし…と、働きやすい環境が整っています。「働き方を落ち着けたい」「腰をすえて働ける整備士の仕事を探している」と考えている方にピッタリです。また、会社の事業運営に欠かせない整備業務を担うことになるので「責任感を持って仕事に取り組める方」「地道にコツコツ業務に向き合える方」が向いています。
向いていない人種類に限りがある自社保有車の整備を手がけるので「いろいろな車の整備に携わりたい」というタイプの方には向きません。また、少しの妥協が大きなトラブルに繋がってしまう可能性もあるので「100%の整備にこだわれない方」にも不向きです。