取材から受けた会社の印象
社員の皆さんの平均勤続年数は約10年。定着率が高く、中にはもうすぐ勤続30年という方もいるほどです。その背景にあるのが、社員の方々の仲の良さ。長いつき合いによって関係が深まっている部分があるとはいえ、社員同士で相手を思いやる関係を築けているのが印象的でした。たとえば、前職で飲食店のアルバイトをしていた大城さん。新聞販売スタッフとして同社に入社し、今では所長として多くのスタッフを管理しています。そんな大城さんが感じているのが「自分が知らないところでスタッフ同士が支え合う関係性」です。困っている人がいれば近くにいるメンバーが助けたり、悩んでいる人がいれば仲間が相談に乗ってあげたり。そんな相手を思いやる風土がどの支店にも根づいているといいます。未経験からはじめた人がほとんどのため、その点へのフォローもばっちりとのこと。安心してスタートできる環境だと思いました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい新聞は年間契約のお客様が多くいらっしゃるため、同じお宅に配達を繰り返すことになります。お客様とは毎月の集金時でお会いするほか、契約更新のタイミングや、偶然玄関先にいた際などにコミュニケーションを取ることも。1年、2年、3年と長いおつき合いとなっていくため、契約更新の時期に「またお願いね」と頼まれたときは嬉しい気持ちになるとのこと。新聞販売スタッフは1人あたり約1500件ほどの既存顧客を担当するため、人とのつながりを感じられるシーンが多々あるでしょう。
厳しさ太陽が沈み、気温が下がり続ける深夜2時。1日の中でも寒い時間帯に朝刊配達の仕事が始まります。真冬であれば気温が氷点下であることも日常茶飯事。肌を刺すような寒さの中、原付バイクで新聞を届けます。また、気温の問題が解消される春以降も、雨や風などが配達を苦しめることに。朝刊・夕刊シフトがあり生活リズムが不規則になる上、季節や天候による苦労もつきものです。
この仕事の向き&不向き
向いている人集金や営業活動も行なう仕事ですので、人と話すのが好きな方に向いています。お客様との信頼関係を大切にしなければならない仕事のため、相手の気持ちを汲み取ろうとできる方、相手の立場でものごとを考えられる方にもぴったりです。
向いていない人朝刊配達のシフトでは深夜2時から勤務します。早起きが苦手な方にはつらい仕事といえるでしょう。日によっては夕刊のシフトもあるため、一定の生活リズムを求める方にも不向きです。