取材から受けた会社の印象
同グループのはじまりは2007年。在宅医療がまだまだ浸透していなかった頃から着実に成長してきました。現在は、50名以上の医師に加え、介護・リハビリ・栄養指導などの専門スタッフも在籍する組織となりました。これだけの規模と実績のあるグループは都内でも珍しく、地域の医療機関やケアマネジャーなどから信頼を得ているそうです。
定期的に行なわれている東京都の世論調査によると、「長期の療養が必要になった場合に在宅医療を望む方」は増加中。明確に「必要ない」という方は3割程度に留まります。ところが、在宅医療を希望する人の半数以上は、家族の負担や急変への不安などから「実現は困難」と考えているそうです。今後さらに高齢化が進む中では、在宅医療の需要増加に伴い、実現を阻む悩みもまた多様化していくと考えられます。早くから在宅医療に取り組んできた法人であるがゆえの強みは、ますます必要とされるようになるでしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい経営層に近い立ち位置で、スケールの大きな仕事に取り組めます。特に同法人は拡大期にあるため、事務部門からの提案が重視される瞬間も多いのだとか。時には各クリニックの運営方針や予算案などにあなたの意見が取り入れられる、といったこともあるでしょう。仕事をする上で、自分の存在価値や影響力を感じられる瞬間はとても多いはずです。
厳しさ統括事務長という部署をまるごと支えるポジションだからこそ、責任は大きくのしかかります。あなたの決断一つでクリニックの経営が傾く可能性もありますし、現場職員がオーバーワークで倒れてしまう可能性もある。そういったことにならないためにも、常に様々な方の発言に柔軟に耳を傾け、それぞれの性格を理解し、適切なやり方を考えなければなりません。そういった大変さを理解できていないと、入職後のギャップに繋がります。
この仕事の向き&不向き
向いている人統括事務長は、経営層に近いポジションの仕事です。「経営に関わる仕事がしてみたい」「大きな裁量を持って仕事に挑んでみたい」といった方に向いています。
向いていない人周囲との連携やコミュニケーションなしに、円滑な仕事はのぞめません。「自分の意見だけを押し通したいと考えてしまう」「人となるだけ関わりたくない」といった方には向いていません。