取材から受けた会社の印象
「テレビ局内勤務で、夜勤もある編集スタッフ」と聞くと、「なんだか過酷そう…」と思われるかもしれません。ただ、同社で働く方々に実際のところを伺うと「普通の土日休みの仕事より、休みが多い気がする」という声も…。詳しくお聞きしました。
同社は業界でも珍しい「完全週休2日制」。1週間のうちに必ず2日休みがある働き方です。5日の勤務のうち1~2回は夜勤シフトですが、「夜勤明け当日」は明け休みとして次の勤務開始までお休み。仮眠や休息を取って次の勤務に身体のリズムを合わせられますし、「週3~4日出勤」の感覚になるそう。活躍されている先輩方の経歴や前職、年齢・性別・タイプはバラバラですが、みなさん「意外と前職よりゆとりがあるかも」といった感想を抱くようです。また、これまでには産休・育休を取得し子育てと両立しながら働いていた社員もいたそうです。マスコミの世界で、無理なく長く続けていける仕事と言えそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいフジテレビにおけるインターネット報道を一手に支える仕事になります。自分が編集したニュースが同局の公式ニュースサイトから発信されることは、大きな喜びとなり「メディアのプロ」としての自信につながるのだそうです。また、最新のニュースをいち早く掲載するほどアクセス数に直結する点もこの仕事の醍醐味だとか。特に、自分が編集したニュースが高いアクセス数を獲得した時など、大きな達成感とやりがいを感じられるのだと伺いました。
厳しさ扱うのは公共に発信する情報です。万が一誤報を流せば、誰かの人生を左右するダメージを与えてしまうことも。常に緊張感が漂う報道センター内で、編集スタッフたちは昼夜問わず気を張って仕事をしているそうです。また、仕事内容でもお伝えしているように、ニュースには細かい言葉選びのルールがあります。そのため、普段の生活であれば問題ない表現も、ニュースとしては不適切とされることも。最初のうちはもちろん判断がつかないため、毎回のようにハンドブックを開きながらの作業になるでしょう。些細なミスも許されないというプレッシャーの大きさがある中、スピードも求められる……という点で苦労しそうだと感じました。
この仕事の向き&不向き
向いている人現時点での知識などは必要ありませんが、入社後には動画編集の仕方、テキスト編集の仕方、校正の仕方…など覚えることが多いと思います。専門性の高い作業になるので、判断に迷ったときにその都度しっかりと周囲に確認したり、自分で調べて解決したりすることができる方に向いています。
向いていない人事件・事故や政治・経済動向に関する情報がリアルタイムで入り、専門用語が飛び交います。情報収集やスキルの習得や、業務のスピードについていこうという姿勢を持てない方には向きません。また、十分に休日・休息は取れるものの夜勤シフトもあります。一定でない生活リズムに極端に抵抗がある方も、活躍は難しいでしょう。